★工具屋てっちゃんの工具ブログ!

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デジタルなのにクリック感!? スタビレーが見せた驚きの進化

      2025/10/15

こんにちは!工具屋てっちゃんです。

先日、仕入れ先が主催したカンファレンスに参加してきたのですが――
そこで見た STAHLWILLE(スタビレー)のデジタルトルクレンチ があまりにも衝撃的だったので、今日はその感動をブログでご紹介したいと思います。

正直、まず最初に思ったのは……
「高っ!」(笑)


個人で買うというより、もはや法人でもなかなか導入が難しいレベル。
でも、その理由を知ると「そりゃそうだ」と納得してしまう、まさに“プロのための計測ツール”なんです。

 

トルクも角度も測れる高機能デジタルモデル

今回見たのは、スタビレーの デジタル式アングル&トルクレンチ。
トルク値だけでなく、角度(アングル) も測定できるハイエンドモデルです。

例えばエンジンの組み立てや機械の重要な締結作業では、
「◯N・mまで締めて、その後◯°回す」という“トルク+角度管理”が必要な場面がありますよね。
このトルクレンチなら、その工程を 1本で完結 できるわけです。

ディスプレイにはトルク値と角度が同時に表示され、
設定もボタン操作で直感的。まさに“現代の精密ツール”という感じでした。

 

感動したのは「カチン!」の感触

そして、僕が一番感動したポイントがここです。

設定トルクに達したときに――
「カチン!」 というクリック音と感触が、
まるで通常の板バネ式トルクレンチのように手に伝わってくるんです!

これ、すごくないですか?

普通のデジタルトルクレンチって、
音やLED、振動などで知らせてくれるタイプが多いですが、
正直あれ、「気づきにくい」と感じたことありませんか?

このスタビレーのデジタルトルクレンチは、
内部の 電気機械式トリガー によって、あの“カチン”というクリック感を再現。
ディスプレイの視覚表示・音・感触の三拍子で知らせてくれるんです。

これぞ、デジタルとアナログの融合。
感覚的にも安心できるし、作業ミスの防止にもつながると思います。

 

データ管理も抜かりなし

もちろん、ただの“感覚重視ツール”ではありません。
デジタルモデルらしく、USB接続やBluetooth通信 にも対応しています。
締め付け履歴をPCに転送して管理できるので、
製造ラインや検査工程などでのトレーサビリティ確保にも最適。
記録を残す必要がある現場では、この機能が非常にありがたいですね。

まさに“工具”というより“計測機器”の領域に踏み込んでいます。

 

価格に納得の「本気のトルクレンチ」

もちろん価格はそれなり――というか、かなりの高額です(笑)。
でも、単なるトルクレンチではなく、
「締め付け精度の管理」「記録の保存」「作業の再現性」を求める現場にとっては、
これ以上ない頼れる一本です。

精密さ、操作感、そしてクリックの感触まで、
“現場を知る人が作った”という印象を強く受けました。

 

まとめ

スタビレーの デジタルアングル&トルクレンチ(852660) は――

  • トルクとアングルを同時に計測できる高機能モデル

  • 電気機械式トリガーによる「カチン!」というクリック感

  • 視覚・聴覚・触覚の3フィードバック方式

  • USB・Bluetooth接続によるデータ転送対応

  • トレーサビリティ管理にも対応するプロ仕様

という、“最新技術と職人感覚”が共存したトルクレンチです。

正直、個人で買うにはハードルが高いですが、
この完成度を見てしまうと「トルクレンチの進化、ここまで来たか…!」と感じます。

興味のある方はぜひ一度、メーカーサイトの動画や資料で動きをチェックしてみてください。
手に取った瞬間、その価値が伝わると思います。

メーカー公式ページはこちら(STAHLWILLE 852660)

 

 

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