NEPROSの1/4sqラチェットは全部90ギア
こんにちは、工具屋てっちゃんことファクトリーギアの澤山です。
ソケットをつけて回す工具で、工具を初めて買う時にドライバーとどっちが先か?位殆どの方が最初に買う工具、ラチェットハンドル。
ギアとそのギアを止める爪で一方向にしか回らない様にするラチェット機構を使い、ソケットを早く回してボルトやナットを締める工具で、そのギアの数が多ければ振り角も小さくなり狭い場所でも使い易く、ギアの枚数を増やす事に各メーカーさんは努力して来ました。
10数年前は、そのギアの数が36ギアでも多い方で、72ギアと言えばみんなが驚くほどギアが細かい方でした。
それが今では80・90・100ギアとギアの数が多くなり、72ギアが普通になってしまいましたね。それは使う側にとってはとてもいい事です。
ネプロス1/4sqのラチェットの内部の画像(KTCさんのホームページより)
ラチェットの大きさが大きければ、ギアの数が多くても加工する方も楽ですが、ラチェットの大きさが小さくなって、ギアの数が多くなればギアの山も小さくなり、強度の面や加工も大変になります。
なのに一番小さいラチェットの1/4sqシリーズで、NEPROSはどこよりも細かい90ギアを出したんです。
2012年に3/8sqで90ギアが出てから3年たった昨年の秋にやっと1/4sqも90ギアになったんです、ギアが細かくなっても強度は従来通りというのですから驚きです。
最初はスタンダードタイプだけでしたが、それから数ヶ月でNEPROSの1/4sqラチェットシリーズが全て90ギアになりました。
といっても4アイテムしか無いんですけどね・・・。
手前からショートタイプ、首振りのショートタイプ、スタンダード、首振りのスタンダードタイプの4種類。
まあ、これで十分ですよね。
このラチェットの90ギアの音や雰囲気は、発売当初に撮った動画がありますのでこちらをご覧下さい。
時間差で出て来るかと思ったのですが、この動画を撮ったすぐに後に全種類発売されて、1/4sqすべてが90ギアになりました。
そんな1/4sqの90ギアラチェットですが、この中でも僕が一番好きなのは、これです。
これね、大きすぎず、小さすぎずで大きさが絶妙なんです。
握った時にグリップエンドが丁度手の中に納まる長さなんです。手から出ればその分、周りに干渉する可能性がありますし、短すぎて小指がグリップにかからないと、回した時に力がかけられないんです。
このラチェットハンドルは、そこが本当に絶妙な長さになっていて、ヘッドもフレックスタイプなので、手の形になじみ、狭いところでもしっかり力を掛けて回す事が出来るんです。
NEPROSの1/4sqのラチェットは全4種類、使い方によって、選ぶ基準はそれぞれです。
写真左から
NBR290S (定価8,550円)
NBR290FS(定価14,100円)
NBR290 (定価9,000円)
NBR290F (定価15,700円)
お店で、ギアの音やフィーリングを確かめてから買って頂きたいのですが、遠くてお店来れない方はこちらから通販もできます!
ギアの枚数が全てではありませんが、世界の一流メーカーでも、1/4sqで90ギアの枚数を越えるラチェットはそうそう出せないと思いますよ。