★工具屋てっちゃんの工具ブログ!

工具は、使いやすさや機能を追求した芸術品!そんな大好きな工具のことから 日々の出来事や感じた事を書いてます!!

ステンやメッキボルトの緩み止めにはこれ!

   

 

こんにちは、工具屋てっちゃんことファクトリーギアの澤山です。

ねじって、締めて固定して、緩めて分解できるとっても便利なモノです。
誰がこのねじを最初につくったのか?僕は知りませんが、日本に入ってきたのは、1543年に種子島に漂着したポルトガル人が持ち込んだ火縄銃に使われていたものからで、その火縄銃は銃身のうしろから火薬のカスを取り出す仕組みになっていて、そこに使われていた栓が雄ねじで銃側に雌ねじが使われていて、藩命でその銃の模造をしようとした八坂金兵衛がそれを作ったのが日本で初めて登場したねじと言われています。

僕も工具屋に生まれましたから、子供の頃からねじは周りにあって、締めたり緩めたり遊んでいたのを思い出します。

 

さて、前置きが長くなりました。
そのねじですが、締めたり緩めたり出来るのがいいのですが、一旦固定したら簡単に緩んでは困る場合もあります。

そんな時に使うのがねじのゆるみ止め剤です。

これはよくある普通の接着剤ではなく「嫌気性接着剤」というものです。
読んで字のごとく、空気を嫌うので嫌気性というのですが、なぜ嫌うかというと、くっ付く仕組みにその訳があります。

例えば、ガラスを2枚、間に水を入れてくっ付けるとピタッとくっ付きますよね、あんなイメージでねじがくっ付くのです。

そして空気がこのゆるみ止め剤が固まろうとするのを邪魔するのです。空気に触れているといつまでも固まりません。だらら空気を嫌う接着剤のなのです。

 

 

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お店で売っているねじのゆるみ止め剤はロックタイトの小ちゃいの

 

 

ですが、実は、ねじの材質や表面処理によってはこれが上手くくっ付かない場合もあります。
それは、このねじゆるめ止め剤は、金属からのイオンに反応してくっ付く為、鉄のねじ、表面処理をしていないねじの場合はいいのですが、ステンレス、アルミ、メッキなどのねじには反応しないので鉄の時のような強度が出なくて、一般的にはステンレスは50%、メッキは70%しか強度が出ないと言われています。

だから、そんな時は硬化促進剤をつかいます。
でも、普通はそんなの持っていないし、欲しくてもそんなに沢山はいらない・・・。

お店でも売れるネジゆるめ剤は小さいの、だから小さいのはないかな〜?と思っていたらありました。

 

これです。

 

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大きさも丁度いいでしょ!

ねじのゆるみ止め剤と硬化促進剤がセットになったモノで、メッキやステンレスのねじのゆるみ止めにはこのセットがオススメです。
もちろん今ゆるみ止め剤を使っている方は、硬化促進剤だけ買えばいいんですけどね。あまり小さいのは売っていない・・・

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でもこれは小さくて、使う頻度が少ない方には丁度いい。
しかも、硬化促進剤はペンタイプで使い易そうです。
この使い方ですが、一般的に雄ねじにゆるみ止め剤を付けて、雌ねじに硬化促進剤を付けます。

ステンレスねじやメッキねじでイマイチねじ緩め剤の効果を感じていなかったあなたにオススメです。
価格も890円(税抜き)で安い!

 

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