日本最大の工具箱は凄かった!
2019/02/07
今日は、仕入先でもあるトラスコさんの国内最大の物流センターへ見学に行ってきました。関東エリアをサポートする物流センターは全てが最新でした。
大きすぎて全体を写すことができませんでしたが、これ半分です。
一見ショッピングモールの様な雰囲気とその大きさにビックリ!
正面の入り口から入ると・・・
まあ、洒落てます。僕のいる豊橋をサポートしてくれる岡崎の東海物流センターもこんな感じで観葉植物と言っていいのか?デッカイ木があり、奥はガラス張りで物流センターの中が見える様になっています。。。
4階建ての建物は各フロアー毎に商品が分類されて置かれており、各階にはそれぞれパレットの自動倉庫や電動式移動パレットラックやバケット自動倉庫などになんと約32万アイテムの商品が保管されていて、その額46億!まさに日本最大の工具箱と言ってもいいでしょう!
これは4階にあるパレットの自動倉庫、この奥60m(確か?)あって、商品の乗ったパレットが自動で手前まで来てそこから商品を取り出す仕組みになっています。これが9基あり、なんと2,049パレットが格納されています。
まあ、自動倉庫はそんなにビックリしないんですが、僕がビックリしたのは、在庫の保管・管理方法です。
棚には全て住所があります、これも理解できます。
でも、その棚には商品カテゴリーではなく、出荷率や大きさなどで分けられて、スペースを有効に使って保管されているところなんです。
パズルの様に、棚に隙間がない様にビッチリと商品が納めらているので、カテゴリとかメチャクチャで、ただそのスペースに収まるかどうかで場所が決められるんです。だから量によって場所も日によって変わります。
だから例えば、下の写真
隙間なく安全靴などの商品が入っている棚にボッシュの電動工具が入っています。今日はここにありますが一個売れたら場所が変わる、住所が変わるかもしれないのです。また、他の商品が入荷したら他の住所に移るかもしれないんです。
他にもネプロスのレンチの横にマスクがあったり、ボルトの箱の横に電池があったりとかまあメチャクチャです。あっ、商品カテゴリーとしてはね!
でも、その全てはバーコードで管理されていて、逆にバラバラになっていることで出荷ミスがなくなるということなんです。
商品をピックしているのはパートさんで、もちろん商品のことは知りませんから、品番などは見ていません、指示された住所と数でピックしていきます。僕達みたいに下手に知っていると、逆に品番や型式で判断してサイズとかを間違える可能性がありますからね。。。
そして、このトラスコさんの凄いところは、在庫の種類!
この物流センターだけでも約32万アイテムの在庫があるんです。一般的には在庫は出るものだけに絞り、出ないものは置かないのが普通ですが、このトラスコさんは、在庫がないと売れないからと、とにかくいろんな商品を在庫しています。
例えばこれ、工事現場や駐車場などにあるコーンの超でっかいの!
思わず記念撮影を撮りたくなる様な大きのコーンですが、これ在庫なんですって。
こんなの誰が買うの?どこの会社?もう「?」マークしか浮かびませんがそんな商品まで在庫しています。僕のお客さんにはこんな大きなコーンが売れるイメージが湧きませんが、この様な数年に1個しか出ない商品(これは5年に1個かもしれませんが・・・?)ロングテール法則で数年に1個しか出ない商品でも在庫しているのところがすごいです。
そして、この様な変わった形の商品を梱包するダンボールも自社で作っちゃいます。
あっ、このコーンはデカすぎて流石に無理ですが。。。
この機械がスキャンした商品に合わせて、そのれが入るダンボールをカットして箱を作ってくれるんです。今日はその仕事がなかったので動いていませんでしたが、これもすごいです。
こちらは、電動工具などを修理する工房で、メーカーに出さなくても修理できるものはこちらで修理してくれるので修理期間が短くてすみますのでこれもありがたい!
また、センター内には社員食堂があって、ここで働く人たちも自社社員でもちろんシェフも社員さんで、日替わりで食事を作ってくれたり、託児所もあります。
これはお母さんにとってはありがたいですよね。
子供を幼稚園に預けて、逆方向の会社に出勤って大変だし、子供が近くにいるのって安心だし、何かあってもすぐに駆けつけられるし嬉しいですよね、なんと、ここで働く保母さんも社員さんなんです。外部の保母さんではないのでそれも安心。
とまあ、設備も働く環境も何もかもが最新でした。
今年の10月には自動で作業者のところへ商品を持ってきてくれる搬送ロボットも設備されるそうです。
今後もどんどんロボット化やAI化が進むんですよね、最新の設備を見ながらもそんな近い未来のことを色々と考えておりました。