まだまだ現役!?FACOM J-161の救世主グリップ
2025/08/16
こんにちは、工具屋てっちゃんです。
今日はかなりニッチで、持っている人にしか響かない話題です。
タイトルを見てピンと来たあなたは、おそらく僕と同世代か、それ以上の工具好きでしょう。
伝説のラチェット「FACOM J-161」
FACOMのJ-161といえば、もう25年以上前に発売されていたラチェットハンドル。
当時はまだギアが20山前後が主流で、36ギアでも「多ギア」と呼ばれていた時代に、72ギアという圧倒的に細かな送り角を誇っていました。
他のラチェットでは味わえないスムーズな作動感に魅了され、ファンになった方も多かったのではないでしょうか。
そして、いつの間にか廃盤になってしまってもなお、大事に使い続けている方が少なくありません。
しかし…このJ-161には、ひとつ大きな弱点がありました。
最大の弱点は「グリップ」
それはグリップの問題です。
当時から「抜けやすい」とよく言われ、作業中にスポッと抜けてしまった経験がある方も多いはず。
しかも純正のグリップ単体販売はなく、みんなボンドを詰めて付け直す、という力技で対応していました。
さらに厄介なのが、長年使わずに放置しているとグリップが加水分解し、ベトベトに溶けてくること。
これはもう、触るのも嫌になるレベルで、ラチェット本体は元気なのに使うのを諦めざるを得ない…そんな悲しいケースもありました。
救世主はHAZETのグリップ
そこで朗報です。
以前のブログでも紹介しましたが、実はHAZETのグリップがJ-161にちょうどフィットします。
長さや太さのバランスも良く、見た目も違和感なし。
しかも新品のグリップなので、握り心地も快適です。
この情報を載せたブログは今でも検索されていて、年に数回は「ブログを見た」とお客様がグリップを買いに来るほど。
それだけJ-161愛用者にとっては待ち望んでいたパーツなんですね。
対象は…ほぼ同世代?
とはいえ、今J-161を現役で使っている方となると、おそらく50~60歳前後の僕と同世代が中心でしょう。
若い世代のメカニックや工具好きにとっては「何それ?」という存在かもしれませんが、当時を知っている人にとっては特別な一本。
そんな相棒をこれからも快適に使い続けるために、このHAZETグリップはまさに救世主です。
まだまだJ-161を手放すつもりのない方、グリップが限界を迎える前に、ぜひこの方法を試してみてください。
ラチェットはまだまだ現役で活躍できます!