クリップ外しの最適解。KTC クリップクランププライヤー AP205A/AP205B
2025/12/17
こんにちは、工具屋てっちゃんです。
今回は、KTCの新商品
クリップクランププライヤー「AP205A」「AP205B」
この2本を、紹介していきます。

自動車整備をしている方なら、一度は思ったことがあるはず。
「内張りクリップ、固すぎる…」
「フェンダーライナーのピン、外しにくい…」
「割りたくないのに、割れる…」
そんな“あるあるストレス”に、ドンピシャで効いてくるのが今回の新作です。
■ 樹脂製ロックピン専用
このAP205A / AP205Bは、フェンダーライナーやバンパーに使われる樹脂製ロックピン外し専用工具。
いわゆる「何でも掴めるプライヤー」ではありません。

クリップを外す専用プライヤーですから
・無理な力をかけない
・クリップを変形させにくい
・クリップの再使用できる確率が高い
結果として、
作業が速くて、失敗が少ない。
これ、現場ではかなり大事なポイントです。
■ 全長155mm。この“コンパクトさ”が効く
このプライヤー、全長155mm とかなりコンパクト。

これが何に効くかというと……
フェンダーライナーです。
タイヤがあって、
スペースが狭くて、
手首も自由に動かせない。
そんな場所で、
長い工具は本当に邪魔。
AP205A / Bは、
・余計な長さがない
・手元感覚で操作できる
・狭い隙間にスッと入る
特にフェンダーライナー周りでは、
「短い=正義」だと改めて感じさせてくれます。
■ ストッパー付きで“挟みすぎない”
ここが今回の大きな進化ポイント。
このプライヤー、
ストッパー付き なんです。

ネジで調整することで、
・挟みすぎを防止
・クリップに合った保持力を設定
・樹脂を潰さない
という使い方ができます。
ストッパーのないプライヤーだと、
「強く挟みすぎて潰れる」
「弱いと抜けない」
この二択になりがちでした。
でもAP205A / Bは、
“ちょうどいい挟み具合”を作れる。
これ、地味ですが作業効率と成功率が一気に上がります。
■ 30度と80度。使い分けが超重要
今回のモデルは2種類。
● AP205A(先端角度30度)

30度タイプは、
・狭い隙間
・横から差し込むような場所
・奥まった位置のクリップ
に強い。
フェンダーライナーの内側や、
手首をひねれない場所では、
この30度が使いやすいです。
● AP205B(先端角度80度)

一方、80度タイプは、
・クリップを垂直方向に引き上げたい
・上から素直に抜きたい
・視認性がいい場所
で本領発揮。
バンパー上部や、
エンジンルーム内の樹脂ピンなどでは、
この80度がいいと思います。
■ どっちを選ぶ?正直なおすすめ
正直に言います。
できれば 2本持ち がベスト。
理由は簡単で、
30度と80度、
現場ではどちらも必ず出番があるから。
でも、
・フェンダーライナー中心 → AP205A
・バンパーや上から作業が多い → AP205B
こんな選び方でもOKです。
■ まとめ:クリップ外しのストレス、終わらせませんか?
KTC
クリップクランププライヤー AP205A / AP205B
・樹脂製ロックピン専用
・全長155mmのコンパクト設計
・挟みすぎ防止のストッパー付き
・30度 / 80度の先端角度で使い分け
・作業効率と成功率を一気に引き上げる
「今まで我慢してた作業」が、
「あ、楽だわ」に変わる工具です。
いい道具は、
作業時間だけじゃなく、
作業の気持ちまで軽くしてくれます。
クリップ外しに少しでもストレスを感じているなら、
ぜひ一度、この2本を使ってみてください。
きっと、戻れなくなりますよ。