もうサイズで迷わない!“1本で全部”の万能レンチ
2025/11/25
こんにちは、工具屋てっちゃんです。
ボルト・ナットを回すとき、
「サイズが分からない…」
「裏側でサイズが測れない…」
「とりあえず合う工具を持っていきたい…」
現場でこんな経験、誰しもあると思います。
そんなときにめちゃくちゃ便利な工具が、今日ご紹介する KING TONY「3616-10」。
これが本当に面白い構造なんです。
■ 8〜32mmまでこれ一本!?
まずこの工具の一番の魅力がこれ。
片側:8〜17mm
片側:14〜32mm
合わせて 8〜32mm の六角ボルト・ナットをミリインチ関係なく
“これ一本で” 回せちゃうんです。
普通、8mm〜32mmなんて言ったら、
スパナ何本必要なんだ?というレベルですよね。
それを1本で済ませるって、かなりのインパクト。
「サイズがわからん!」
そんな時にこいつがあれば、まずはこれを持っていけばOK。
とりあえず回せます。
■ ヘッドを指で開いて、離すだけ
仕組みはとてもシンプル。

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ヘッド部分に指をかけて“口を開く”
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対象のナットに合わせる
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指を離すと、そのサイズにピタッと合う
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3面で保持して回す

まるで“自動調整モンキー”の六角版。
しかも保持力がしっかりしているので、
ガタつく感じが少なく、意外と安心感があります。
■ ラチェットみたいに使えるのが最高
これがさらに面白いのが…
ハンドルを戻すと 口が少しだけ開くんです。
つまり、そのままナットに沿って“スライド”させれば、
また同じ位置でしっかり噛んで回せる。
はい、ラチェット的な使い方ができちゃいます。
クイっと回す → スライド → クイっと回す
この動きができるのは、現場で本当に便利。
狭い場所、手が入りにくいところ、サイズ不明の裏側ナット…
そういう“イヤな作業”がグッと楽になる工具です。
■ ひとつだけ注意点:ナットに傷はつきます
構造上、どうしても ギザ(歯)が当たるので、
ナットに傷が入ることがあります。
ここは正直にお伝えしておきます。
「絶対に傷をつけたくない」
という作業には向きません。
■ でも、そのギザが“むしろすごい”
ただし…このギザの存在が、またすごい能力を生みます。
なんと…
■ 六角が 60%以上舐めていても回せる
■ 六角以外の形のボルト・ナットでも掴んで回せる
普通のスパナでは絶対無理なレベルでも、
この3616-10なら グッと保持して回せる可能性があるんです。
これはまさに“トラブルレスキュー工具”。
完全に丸くなってしまったナットはさすがに厳しいですが、
「もう少しで舐める!」
「すでに滑りかけてる!」
そんな状況で助かります。
■ まとめ:一本持っておくと作業がラクになる“保険”みたいな工具

KING TONY「3616-10」は、
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8〜32mmを1本で回せる
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指で開いて離すだけの簡単アクション
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3面保持でしっかり掴む
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スライド動作でラチェットっぽく使える
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舐めたナットにも強い
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六角以外も掴める
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サイズ不明の裏ナットに最強
“便利”と“レスキュー性能”が両方ある、
持っておいて損しない工具です。
ナットのサイズが分からないとき、
トラブル気味のボルトを回したいとき、
とりあえず持っていく一本が欲しいとき…
「これ、ちょっといいでしょ!」
きっとそう言いたくなる工具です。
気になった方は、ぜひ一度手に取ってみてください!