マイナスじゃない!“叩く専用”PBのタガネドライバー
2025/10/27
こんにちは!工具屋てっちゃんです。
今日は PB SWISS TOOLS のちょっと変わり種、でも“使う人にはドンピシャ”な一本をご紹介します。
それが タガネドライバー(8820.DN 3-155)。
「貫通ドライバーをタガネの様に叩いたことがある」「マイナスドライバーでこじったことがある」
――そんな方には、ぜひ知っていただきたい工具です。
ドライバーのようでドライバーじゃない!
この8820.DN、一見すると貫通マイナスドライバーに見えます。
でも実はその名の通り、“タガネにドライバーのグリップを付けた工具” なんです。
つまり、ドライバー感覚で使える 叩く専用のタガネ。
普段、マイナスドライバーを「叩いて」「こじって」「削って」と使ってしまう方、
実はそれ、ドライバーにとってはけっこう酷な使い方なんですよね。
このタガネドライバーなら、叩くこと・こじることが前提。
心置きなく、安心して“ガツン”と叩ける一本なんです。
“ブルズアイ効果”で狙い打てるグリップ設計
グリップエンドの叩く部分が小さいのも、この工具のポイント。
一般的な貫通ドライバーよりも打撃面がコンパクトになっていて、
これがいわゆる 「ブルズアイ効果」 を生み出します。
広い面よりも小さい面の方が、
狙いを絞って正確に中心を叩きやすい――まさに“的を射る”設計。
だから、しっかりピンポイントで力を伝えたい作業にも最適なんです。
タガネとしての強度と、PBらしい仕上げ
もちろん、PB SWISS TOOLSが作る電工タガネですから、
素材や熱処理も抜群。
衝撃に強く、先端の摩耗にも非常に強い。
工具の命ともいえる「打撃時の安心感」は、さすがPBです。
さらに、グリップはドライバーシリーズと同じ スイスグリップ。
手に吸いつくような握り心地で、汗をかいた状態でもしっかりホールドできます。
これが「叩く時にズレない」ことにもつながるんですよね。
“叩く”+“こじる”が自然にできる
ドライバーと違って、タガネドライバーは「叩くための芯構造」。
軸は8角形状で貫通ドライバーよりも芯がしっかりしているので、横方向の力(こじり)にも強く、ねじるような動作も安心です。
特に錆びた部品を外すとき、固着したピンを緩めたいとき、マイナスドライバーのような感覚で狙って叩ける。
それでいて、ドライバーを壊す心配もない。
「今までマイナスを叩いてたけど、やっぱり専用は違うな」と思える瞬間があるはずです。
工具好きが“わかる”一本
この工具、正直“万人向け”ではありません。
でも、使うシーンが想像できる方にはたまらない一本です。
たとえば――
・固着した部品の打ち出し
・残留モルタルの除去
・機械のメンテナンス時の軽いこじり
・エッジの細工や微調整
そんな時に、ドライバーではなく“これ”を持っていると作業が変わります。
PBらしい精度と強度、そして使う人の“クセ”まで理解した設計。
まさに「現場を知ってる人のための一本」です。
まとめ
PB SWISS TOOLS 8820.DN 3-155(タガネドライバー)は――
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ドライバー感覚で使える“叩く専用”タガネ
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コンパクトな打撃面によるブルズアイ効果で正確に叩ける
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高耐久鋼+PB品質の熱処理で抜群の強度
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グリップはスイスグリップで握りやすく滑りにくい
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貫通ドライバーを酷使していた方にこそおすすめ
ドライバーの延長でタガネを使えるこの感覚、
一度手に取るときっとクセになります。
「マイナスを叩く」から、「タガネで叩く」へ。
作業の質が一段上がるPBの“職人ツール”、ぜひ体感してみてください。