倍の力を掛けれる、半分の力で切断出来るニッパー
こんにちは!工具屋てっちゃんです。
今日はドイツの工具メーカーのニッパーを紹介します。
ドイツのメーカーのニッパーというとKNIPEXを思い浮かべる方も多いと思いますが、今日は「WIHA」のニッパーを紹介します。
まず、ドイツの強力型ニッパーはピアノ線が切断できるというのが特徴です。日本の強力ニッパーは、JISの強力ニッパーという規格に基づいているモノで、ピアノ線が切断できるニッパーでないとこが多いので気をつけないといけないところです。
そして、このWIHAのニッパーはピアノ線が3mmまで切断できる能力を持っています。
そして、最大の特徴がここです。
視点が2つあるというところです。
上の支点は刃に近く、切断能力が高くなっていますが、その下にも支点がありまして、パワーボタンとなっています。このパワーボタンを押す支点の機能をもち、上の支点にテコの原理でパワーを掛けることになり、切断能力が倍になります。なので今まで力が足らず切断できなかったワークを切断できるようになります。また、僕はここのことよりも、半分の力で切断出来る点に注目したいと思います、繰り返し作業が多い方は、楽にありますよね。
ただし、口の開きがちょっと小さくなるんですよね・・・
写真左は、パワーボタンを押さない通常の状態、これだと口も大きく開きますが、パワーボタンを押した右は口の開きが小さいですよね。
これは構造上どうしようもありません。。。
でも倍の力が発揮できるんですから、しょうがないと思います。
動画での紹介しましたのでよかったらご覧ください
そんなWIHAのBi-cutニッパーですが、グリップが2種類あります。
2種類の材質を使ったコンフォートタイプと、ビニールのクラシックグリップです。
腰袋に入れたりする方はグリップが細身のクラシックグリップがいいかもしれませんね。
現在クラシックグリップは在庫のあるお店とないお店があるかもしれませんが、お近くのファクトリーギアにお問い合わせください。
通販でも現在はコンフォートタイプのみ掲載しています。でも、お問い合わせいただければ少しお時間がかかる場合がありますが、取り寄せは可能ですので、お問い合わせ下さい。