SNAP-ONのグリップ事情について・・・
こんにちは、工具屋てっちゃんです。
snap-onといえば、カラフルなグリップを思い浮かべる方も多いと思います。
この樹脂グリップのラチェットに憧れた方も多く、好みもありますが、snap-onの工具を買われてその道へ一歩踏み入れた方の多くは、この樹脂グリップの工具をお持ちではないでしょぅか?
でも、15年以上前位でしょうか?もっと前かな?記憶が定かではありませんが、突如この樹脂のグリップのラチェットやドライバーが姿を消しました。
その後、ソフトグリップという樹脂とゴムのコンビネーションのグリップが主流となりました。
これしか知らない方もいらっしゃるかもしれませんね。。。
でもここ数年、樹脂グリップが復活しまして、一部のラチェットで一部のカラーがラインアップされています。でもカタログには掲載されていないので、定番品としてではないと思います。いつまで供給されるのか?よくわかりませんが、2020年1月現在は樹脂グリップの工具があります。
そして、樹脂グリップが当時なくて、ソフトグリップのラチェットを購入された方から、グリップの交換の相談を受けることがあります。
ソフトグリップのラチェットに樹脂グリップは付きますか?
って・・・。
お答えします。
残念ながら付きません。。。
加工すれば、付きますがなかなかそこまではやりませんよね・・・。
そもそも、シャンクの形状が違うんです。
以前、お客さんがグリップを付けかる時に、両方のグリップを抜いて写真を撮ったんです。
それがこれ。
上のタイプが、樹脂グリップで下がソフトグリップです。
これを見れば、説明はいりませんよね、もうシャンクの形状というか長さが違うんです。
樹脂グリップの方が短く、ソフトグリップの方が長くてどっちに付けても長すぎるか、短すぎてしまいます。。。
また、通常のメタルグリップのラチェットハンドルにも樹脂グリップは付きますか?と質問をうけることがありますが・・・。
そもそも形状が全く違うので、ソフトグリップタイプ、樹脂グリップタイプ、どちらも付きません、回り止めのツバも付いていまし、加工すると言ってもこれは、なかなか難しいです。
なので、ソフトグリップのラチェットはソフトグリップに、樹脂グリップのラチェットは樹脂グリップに打ち替えて下さい。
また、よく見ていただけると分かると思いますが、ソフトグリップは樹脂グリップよりも長いです、これもあって、ラチェットの中に入る柄の部分の長さが違うんですね。
でも、この長さが、全長の長さがポイントになるお客様もいらっしゃいますので、そこは使われる方の好みとなると思いますので、自由にお選び下さい。