KNIPEXのコブラとアリゲーターって何が違うの?
お店でもよく聞かれるんです。
「KNIPEXのコブラとアリゲーターって何が違うんですか?」って・・・。
写真左がコブラで右がアリゲーター。
KNIPEXの人気商品のウォーターポンププラヤーの商品名なんですが、一度食いついたら離さない!ってとこから来た愛称的な商品名です。
口の部分は一緒ですが、違うんです。
見てもわかりますよね。ちょっと違うは・・・。
でもそれがなんで違うのか?なんのために違うのか?よくわからない方お店でも質問を受けます。
なので簡単に3つのポイントに分けて説明します。
1)口の開き方が違う
これは外観でもすぐに分かるポイントですね。
写真下がコブラですが、コブラは丸いボタンを押して口の開きを調整します。
写真上がアリゲーターで、こちらはハンドルをスライドさせて口の開きを調整します。
これによって何がどうなるのか?ってことですが、コブラはボタンを押すために一度グリップから手を離さないといけません。そして、右利きの人なら問題ありませんが、左利きの方ですと、このボタンを押すときに利き手とは逆の手で押さないといけないのでちょっとやり辛いです。
アリゲーターはハンドルをスライドさせて口の開きを調整するのでグリップから手を離さずに口の開きが調整できるところ。奥まった先で口の開きを調整したりするのにはこちらが便利かもしれませんね。
2)口の開きの調節段階の数が違う
これも見ればわかりますね
写真下のコブラの方がギザが細かく切られています、この数だけ口の開きの設定ができるので細かい口の開きの調整ができます。
それに対してアリゲーターは溝が9箇所となっているので、口の開きは9段階の調整となります。
なので、細かく調整したい方はコブラがいいですね。
3)構造の違いからグリップの形状が違う
これは、言われれば気付きますが、言われないとちょっと気付かないポイントです。
口の開きの機構がボタン式、スライド式の違いから、上の写真のように3枚合わせは一緒ですが、2枚の方が下側・上側と逆になってしまいます。
機能上の問題はありませんが、これによりグリップの形状が若干変わってくるのです。
上がアリゲーターでしたがコブラです。
まず、グリップのコーティングが同じ長さでコーティングされているアリゲーターに対して、握るのに支障はありませんが下側がちょっと短めになっているコブラ。
その下側のハンドルのエンドがちょっと反っているアリゲーターに対して、その反りがちょっと甘いコブラ。
そして、逆に上側のハンドルのエンドがちょっと内側に反っているアリゲーターに対して、波打っている感じでエンドが外側に反っているコブラ。
握った感じが同じような違うような・・・。
人によっては変わらないって思うかもしれませんが、人によっては違うと言うかもしれません。
力を入れて使う工具なので、この切り心地は大切ですよね、パックに入っていたりして握り心地を確かめられない物もありますが、ファクトリーギア各店のスタッフに声をかけていただければ握り心地は確か得られますので、お気軽に声を掛けてくださいね。
そんなことを動画でも開設しましたので、よかったらこちらもご覧ください。
と、まあこんな違いがありますので、使用環境に合わせて使いやすいタイプを選んでいただければと思います。
ファクトリーギア各店ではこのKNIPEXのウォーターポンププライヤーは各種在庫しておりますので、ぜひお店でご覧いただきたいですが、お店に来れない方はこちらの通販サイトでご覧ください。