プラモデル専用とプラスチックニッパーの違い
こんにちは、工具屋てっちゃんことファクトリーギアの澤山です。
今週末の20日(土)と21日(日)の2日間、新潟のプライヤー専門メーカーの「スリーピークス」さんが豊橋店へ来てくれます。
来てくれる営業マンは、工具が大好きなので自社製品だけでなく、プライヤーに限らずいろいろな情報を持っています。
今日紹介するニッパーも彼のアイディアがふんだんに盛り込まれたニッパーです。
自らもプラモデルを作る事かから、従来からあったプラスチックニッパーをプラモデル専用のニッパーとして製品化させたのです。
それがこちらニッパーですが、写真左の青いグリップのニッパーが従来からあるプラスチックニッパーのMK1。右の黒いグリップのニッパーがプラモデル専用ニッパーのMK2。
ぱっと見違いが分かりません。。。
刃の角度とかも違うのですが、大きく違うのは「刃」
青いグリップのMK1は両刃で、黒いグリップのMK2は片刃なんです。
MK1は両刃だから、両側から切り込んで行きます。
するとどうしても真ん中、刃が切り合ったところにスジが残ります。
プラモデルなどでは、切り口がキレイな方がいい為、このスジは残らない方がいい、もちろんナイフやペーパーヤスリなどでキレイに仕上げる方もいらっしゃると思いますが、なるべくその作業は無い方がいいという事で、作られたの片刃のニッパーMK2なんです。
こちらは、矢印の方にしか刃が付いていないので、奥から手前に削ぐ様に切ってくれます。
まな板の上で包丁出来る感じ、そんなイメージです。
片刃の為硬いものなどは切れません、プラスチック専用になります。
以前撮った動画もありますのでよかったらご覧下さい。
この動画を撮影した時もこのスリーピークスさんの営業さんが来ていまして、デモ用にとガンダムのプラモデルを持ち込んで作っていました。。。
今回も持って来るのかな〜?
そんな面白い工具大好きなメーカーさんが20日21日と来てくれます。
プライヤーについて深く深〜く語ってくれます。
この2本のニッパーの大きな違いはMK1は両刃、MK2は片刃これが大きな違いです。
それと、MK1はプラスチックニッパーと言っても真鍮なら0.6mm、銅線なら1.0mmまでの切断が出来ますが、片刃のMK2はプラスチック以外は切れません。
というか、MK2はプラモデル専用ニッパーです。