2020.10.1
本締めできるボールポイントの安心感!POSTED BY ジャンプマン
こんにちは!なんば店から「ジャンプマン」こと中村がお送りします!
今回は、WERAのツールにあるあの機能についてご紹介します!
エイト 六角棒スパナ テーパーヘッド エキストラロング パイプ付 セット
ファクトリーギア販売価格¥6,930(税抜き)
※予告なく変更される場合があります。
通販ページはこちら
目次
① ボールポイントは便利だけど注意が必要
②多面形状がしっかりボルトを捉えます
③延長ハンドルも有能!
ボールポイントは便利だけど注意が必要
六角棒レンチには片側の先端が「ボールポイント」になっているものがあります。
これは六角棒の角を丸めることでキャップボルトに対して斜めからでもアクセスできるようにしてあり、ボルトの頭上に障害物があってもそれを避けて回すことができます。
このボールポイントレンチを使っている最中にボルトの六角穴をなめかけたという経験はありませんか?角を丸めてゆとりがある分、(ボルトの締まりがきついときなど)キャップボルトからレンチが抜けた拍子に六角穴を傷めてしまう場合があるのです。
こればかりはボールポイントの形状が形状だけに仕方ないのですが、でもちょっとでもなめにくい=ある程度力をかけても大丈夫なボールポイントの六角棒レンチならありがたいはずです。それが可能なのがエイトの「テーパーヘッド」タイプのボールポイント六角棒レンチなのです!
多面形状がしっかりボルトを捉えます
エイト(EIGHT)というメーカーさんは六角棒レンチに関する工具に特化していて、専用の素材やコーティング、特殊形状の六角棒レンチなどをいくつも出されている専門メーカーです。
今回ご紹介するアイテムはボールポイントがエイトならではの加工となっており「テーパーヘッド」と呼ばれています。
上の画像がエイトのテーパーヘッドタイプのボールポイントです。完全な曲面ではなく多面形状になっています。(光の加減で分るでしょうか)
FGで人気のPB、WERA六角棒レンチのボールポイントと比較してみるとより分かりやすいかと思います。
この形状がボールポイントを傾けた際も六角穴に対して接触面積を確保しているという仕組み!メーカー調べで通常のボールポイントよりも耐久性が上がり本締めも可能ということです。
お店にちょうどいいキャップボルトがなかったので六角ソケットに上記のメーカーの六角棒レンチを挿入してみたのですが、確かにボールポイント側で回してみたときにエイトのテーパーヘッドタイプは六角穴に対してガタが少なくしっかり力をかけられそうな印象を持ちました。
ただPBやWERAと比べるとあまり傾けられないので、「本締めしたい状況か」「ボルトへのアクセスはどうか」を加味して最適な方を選んでいただきたいです。
延長ハンドルも有能!
こちらのレンチセットには、「増し締めパイプ」も付属しています。
増し締めパイプでより楽に力を掛けたり奥まったボルトへのアクセスが行いやすくなります。
こういった延長パイプはWISEの「トリプルハンドル」も人気ですが、エイトは2種類の増し締めパイプを1本にまとめてコンパクトにでき、さらにレンチホルダーへ収納できるので持ち運びについてはこちらがかなり便利です。
ただしメーカーの設定で5・6・8・10mmと大きいサイズしか設定されていません。また形状もあくまで一本の筒状なので複雑な角度には延長できません。
どうしても4mm以下でレンチを延長したい場合はWISEのトリプルハンドルと専用アダプターも組み合わせるともっと六角棒レンチを活用できますよ!(もちろんレンチへの負担が大きく破損等に気を付けてください)
まとめ
・六角棒レンチのボールポイントはキャップボルトに斜めからアクセスしたまま回せますが力をかけすぎると六角穴を傷める場合もあるので注意してください。
・エイトのテーパーヘッドタイプはボールポイントが多面形状で本締めできます。角度やボルトとの相性を見ながら他メーカー品と使い分けてください。
・エイトの「増し締めパイプ」を使うと奥まったボルトへのアクセスなどが便利になります。
この記事を書いたスタッフ
中村 紘平(なかむら こうへい)所属:通信販売部経歴:2010年ファクトリーギア入社。6月から2年9か月振りになんば店で勤務しています。暇な時間は大体ラジオ聞いています。好きな工具ブランド:DEEN KNIPEX