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CEOメッセージ

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上質な工具の魅力を伝えたい

1996年の春でした。溶接機の設置に向かった現場で、販売商社の営業マンが小さな赤い工具箱を開けたときのことです。存在感たっぷりの輝きを放つスナップオンの工具が私の目に飛び込んできました。溶接機の設置も忘れて見惚れたその工具に私の人生は動かされました。 「美しい工具は美しく作られたのではなく、機能を高めた結果として美しくなるんだよ。」
当時、スナップオンの美しさに心を奪われた私に、工具を愛する先輩が語った言葉です。見れば美しく、使えば心地よく、不器用な手さえも素早く確実な作業を可能にしてしまう上質な工具。その裏にある作り手のこだわりや、工具が生まれる背景にある土地や人のストーリーに心を打たれました。しかし、こんなにも魅力溢れるモノでありながら、当時はそれを伝えるお店がほとんどなく、ならば、自分で自分が嬉しくなるお店を作ろうと生まれたのが、「FACTORY GEAR」なのです。

上質な工具を使う人の丁寧な生き方に学ぶ

私たちが扱う工具は廉価品も大量に流通しています。ネジを回すだけ、なにかを挟んだり切ったりするだけの工具ならば、どこでも簡単に手に入れることが出来ます。
しかし、こだわった工具を手にネジを回したり、モノを掴んだり切ったりしてみると廉価品では感じることの出来ないスッキリとした気持ちになることができます。
いわゆる「快適な作業」という感覚です。この快適な感覚は、作業の「質と効率」を高めることに直結するのだといえます。上質な工具が求められる大きな理由です。

私たちファクトリーギアは取り扱う商品の品質にこだわり、世界中からセレクトし、店頭販売をメインにしてきました。長年にわたり、こだわりを持つ多くのお客様に接して学んだことは。

「工具にこだわる人は、丁寧な作業をする人たちだ」ということ。
そして、
「丁寧な作業をする人たちは、日々を丁寧に生きる人たちなのではないか」ということです。
「FACTORY GEAR」は上質な工具にこだわり、その魅力と価値を日本だけではなく、世界に向けて発信していきたいと考えています。

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髙野倉匡人(たかのくら まさと)

1963年2月 東京生まれ 千葉(柏)育ち
麗澤高校→青山学院大学→大塚商会
大塚商会を退社後、家族が営む工場用品販売店を手伝う。
バブル崩壊により近隣の製造工場が続々と廃業するなか1995年に「ファクトリーギア」を開店。1996年には世界のブランド工具を取り揃える工具専門店へと業態を一新し、現在のファクトリーギアビジネスの出発点となる。

2000年 株式会社エフジーアール(現ファクトリーギア株式会社)を設立し多店舗運営をスタート。同時期に国内外の工具メーカーと提携し「DEEN」ブランドの工具開発に着手し、日本国内での販売を開始。
2016年現在、国内13店舗、国外4店舗の店舗網と、千葉県に物流センター、東京本社、台湾台中市に子会社を持つ。現在、代表取締役としてファクトリーギアを牽引する。

多くのクルマ・バイク・自転車系雑誌で工具の連載を担当し、上質工具の持つ魅力を市場ジャンルを問わず発信している。
2010年10月から4年半に渡りFM北海道での工具番組のパーソナリティーも務めるなど雑誌を中心に数多くのメディアで工具の魅力を発信し続けている。

著書 上質工具入門(山海堂)
働く工具図鑑(主婦の友社)
雑誌(全面監修・協力) 「工具の本 FACTORY GEAR MAGAZINE」シリーズ(学研パブリッシング)
「ハンドツールバイヤーズガイド」(学研パブリッシング)
「美しき男の工具 男の隠れ家増刊」(朝日新聞出版)
連載・特集 オートメカニック ガレージライフ ホットウォーター ル・ボラン Gワークス
バイシクルクラブ バイシクル21 モトメンテナンス ドゥーパ! カスタムピープル
タンデムスタイル ポパイ MONOマガジン ビギン グッズプレス カーグッズプレス
カーサブルータス DIYガイドブック その他多数
ラジオ ギアーツールラジオ・モノファクトリー(2010~2015レギュラー番組)
テレビ 「櫻井・有吉アブナイ夜会」TBS
「ダイニノアレ」テレビ東京