2020.8.13
USAGで見つけた「パーム」ドライバー!POSTED BY
こんにちは!なんば店から「ジャンプマン」こと中村がお送りします!
今回は、春から店頭ラインナップを大幅拡大したUSAGからのご紹介です!
USAG プラスドライバー+2x125(322シリーズ)
販売価格¥1,000(税抜き)※予告なく変更される場合があります。
オンラインストアはこちら
目次
① このグリップに見覚えありませんか?
② 繊細にドライバーを回したい方におすすめです
③こんなところがKTCと違います
このグリップに見覚えありませんか?
USAGのドライバーをご紹介する前に、こちらのドライバーをご紹介しておかないといけません。
こちらは「KTC パームドライバー」シリーズのドライバーです。恐らく数年前までにファクトリーギアに来店された方には馴染みのある、丸みを帯びたグリップのドライバーです。
実はこの「KTC パームドライバー」シリーズは現在廃番になっており、新規で取り寄せることができません。
このドライバーを探されている方にとっては残念なお知らせかもしれませんが、そんな方にこそUSAGのドライバーをチェックしていただきたいのです!
繊細にドライバーを回したい方におおすすめです。
先程ご紹介した「KTC パームドライバー」シリーズはグリップが滑らかな流線形状です。
グリップがこうした丸に近い形状は日本メーカーに比較的多く(わかりやすいメーカーですとANEXあたりでしょうか)、電工ドライバーという言われ方もしますよね。(絶縁加工されていなくても通称で呼ばれる場合もあります)
グリップエンド側から手のひらで包み込むように持ち、指先で回す際にこのグリップ形状は最適で、電設関係の作業において繊細にネジを回すのに使いやすい訳です。
KTCさんがこのドライバーを廃したのはいろんな事情があったのだと思いますが、オートモーティブ向け工具が主体のKTCさんが四角くごつごつしたグリップのドライバーをメインに据えていることでここ何年かで需要の変化があったのかもしれません。
一方でオートモーティブ系のお客様以外に電設やメンテナンス関係のお仕事のお客様もいらっしゃる当店的には繊細に回せるタイプのドライバーも重要なラインナップであり、このタイミングでUSAGのドライバー(322シリーズ)を扱えることになったのは大きなニュースだったのです!
前置きが長くなりましたがUSAGのドライバーグリップは、KTC パームドライバーシリーズと同じ形状ですのでこちらに慣れ親しんだ方は恐らくスムーズに移行できると思います!
現在入荷しているラインナップは単品がプラス1~3番とマイナスの3mm、4mm、またプラス1番2番とマイナスの3~5.5mmが含まれた5本セットがございます。
USAG ドライバーセット
販売価格¥3,980(税抜き)※予告なく変更される場合があります。
オンラインストアはこちら
こんなところがKTCと違います
USAGのドライバーがKTCのパームドライバーシリーズと異なる点もご紹介します。
グリップの形状は同じでも、メーカーによる配色が異なり、特にグリップエンドの先端規格を識別する色はUSAGで
プラス→黄色
マイナス→赤色
となっています。
ブレード部分は、KTCパームドライバーシリーズではプラス2番と3番に六角ホルスターがあってスパナをかけられる仕様でしたが、USAGでは3番のみとなり、またプラス3番は六角軸になっています。
先端についてもUSAGとKTCで差異があり、まずUSAGの先端は磁化していません。その代わりにKTCパームドライバーシリーズにはなかった先端のブラスト加工による抵抗をあげているという情報になっています。
ドライバーを磁化させていないというのはPBやWERAと同じくヨーロッパメーカーらしいと言えますね。
もしどうしても磁化させたい場合は「マグネタイザー」で磁化させてあげることで対応できます。
もしパームドライバーをお探しの際はUSAGもおすすめですよ!
まとめ
・「KTC パームドライバー」シリーズは現在廃番。あの丸いグリップを探している方にUSAGのドライバー(322シリーズ)がおすすめです。
・グリップエンドに丸みがあって滑らかなグリップは、グリップエンドから包み込むように持って指先で繊細に回したい方向けです。
・グリップが同じ形状でもブレードや先端の加工に違いがあるのでチェックしておきましょう。
この記事を書いたスタッフ
中村 紘平(なかむら こうへい)所属:通信販売部経歴:2010年ファクトリーギア入社。6月から2年9か月振りになんば店で勤務しています。暇な時間は大体ラジオ聞いています。好きな工具ブランド:DEEN KNIPEX