「ソケットが入らない…」そんな時の切り札!BAHCOのクロウフットモンキー
2026/07/27
こんにちは!工具屋てっちゃんです。
今回ご紹介するのは、BAHCOのちょっと面白い工具。
BAHCO 1950MZ-3/8

モンキーの頭だけ?
ですが、実は3/8SQの差込角を備えたクロウフットタイプのモンキーレンチなんです。
最初に見た時は、
「こんな工具、どんな時に使うんだろう?」
と思いました。
でも、工具って必要な場面を想像すると価値が見えてきます。
普通のモンキーが入らない。
ソケットも使えない。
そんな場所で活躍してくれるのが、この一本です。
今回は、この工具の魅力を3つご紹介します。
■ ポイント1 普通のモンキーでは届かない場所で活躍!
モンキーレンチは便利ですが、
柄が邪魔になって回せない場所って意外とありますよね。
あと少しスペースがあれば…。
そんな経験をされた方も多いと思います。

この1950MZ-3/8は、ヘッド部分だけのクロウフットタイプなので、
狭い場所や奥まった場所にもアクセスしやすくなります。
エンジンルームや配管まわりなど、
普通のモンキーでは諦めていた場所でも使えるのが大きな魅力です。
■ ポイント2 1本で最大29mmまで対応!
クロウフットレンチというと、
サイズごとに揃えるイメージがあります。
17mm、19mm、22mm…。
必要なサイズを全部揃えると、本数も増えてしまいます。
でも、この工具はモンキータイプなので、
最大29mmまで幅広いサイズに対応できます。

もちろん、専用サイズのクロウフットレンチの方が剛性は高いでしょう。
でも、
「たまにしか使わないサイズ」
「出先で急に必要になったサイズ」
そんな場面では、この一本があるだけで安心感が違います。
■ ポイント3 トルクレンチと組み合わせれば、狭い場所でもトルク管理ができる!
僕がこの工具の一番の魅力だと思うのがここです。
ソケットが入らない場所では、
トルクレンチも使えず、規定トルクで締め付けができないことがあります。
そんな時、この1950MZ-3/8を使えば、
3/8sqのトルクレンチと組み合わせて、狭い場所でもトルク管理をしながら締め付けができます。

ただし、一つ注意点があります。
この工具をトルクレンチに取り付けると、
工具全体の長さが長くなるため、そのままでは設定したトルク値どおりになりません。
そのため、使用する際には延長分を考慮したトルク補正計算が必要になります。

少し手間は掛かりますが、
規定トルクが重要な整備では、とても大切なポイントです。
「締まっていればいい。」
では済まされない作業だからこそ、
こういった工具が活躍する場面があります。
■ 最後に
BAHCO 1950MZ-3/8は、
毎日使う工具ではないかもしれません。
でも、
普通のモンキーでは届かない。
ソケットも使えない。
それでも規定トルクで締め付けなければならない。
そんな場面では、この工具が頼れる一本になります。
僕はメカニックではありません。
でも、長年工具屋として多くのお客様と接してきて感じるのは、
こういう「困った時に助けてくれる工具」ほど、一度使うと手放せなくなるということです。
必要になる機会は多くないかもしれません。
でも、その「いざ」という時のために持っておくと、きっと役に立ってくれる一本です。