トルクスとトルクスプラスは回す工具が違います
今日の僕はお休みです。でもお店は営業してます!
こんにちは!工具屋てっちゃんです。
ゴールデンウイーク期間中唯一のお休みに今日はゆっくりしたいと思います。
僕は、仕事が好きです。よく休みが少なくて大変ですね、とか言われますが、体力的には大変ですが、それ以外の面では大丈夫です。
それよりも、必要とされている実感を持ちながら仕事が出来ることへの仕合わせを感じます。
さて、そんな今日はネジにあった工具を使いましょう!ってブログです。
最近、よく見かけるトルクスねじ、星形のネジとか言われる方もいらっしゃいます。
星みたいですもんね、
また、ネジの種類が増えると、それを回す工具も必要になるので、その工具も必要になって大変ですが、ネジも進化しているんです。
この形状にはその理由があります。
ベッセルさんのカタログに分かりやすく、6角穴付きボルトとの特徴の違いが載っていたのでお借りしました。
右の6角穴付きボルトは力をかける方向の駆動トルクと、実際に力が掛かる付加された力の角度、駆動角と言いますが、この角度が60度あり、トルクスはそれが15度なんです。
もうお分かりですね、トルクスの方がトルクの伝達力が良いわけです。
ネジもマイナスネジからプラスネジが生まれて6角穴付きボルトが生まれて、と進化しているのです。
そしてそのトルクスが更に進化したのがトルクスプラスです。
トルクスプラスは、その駆動角がなんと0度なんです。
トルクスよりも更にトルクの伝達にロスがなくなるわけです。
この様にボルトメーカーはより良いボルトをと開発を続けているのです。
だから、そのネジの能力を活かすためにも工具もそれにあった工具を使って欲しいのです。
写真左がそのトルクスプラスです。
ちょっと違うでしょ。
正直、トルクスプラスに普通のトルクスのビットでも回るのですが、ここはちゃんとしたトルクスプラスの工具で回して欲しいです。
トルクスプラスを知らずに、普通のトルクスで回している方もいらっしゃるかもしれませんね。
動画でも紹介しましたので、よかったらご覧ください。