プライヤーメーカー「ビクター」の高級ペンチ!
こんにちは、工具屋てっちゃんです。
VICTOR(ビクター)と聞くと、一般的にはオーディオのVictor、蓄音機をわんちゃんが覗きこむ、あのビクターを思い浮かべると思いますが、工具業界ではプライヤーメーカーのビクターを思い浮かべる人が多いと思います。たぶん・・・。
特に電気関連のお仕事をされる方でしたらよくご存知のメーカーだと思います。もちろん日本のプライヤー専門のメーカーなんですが、一般ルートではあまり流通していない商品でしたので玄人受けするというか、ちょっと特別感のあるメーカーですね。
そして、今日紹介するのはそのビクターさんの中でもVICTOR PLUS+と「PLUS」がついた特別なシリーズのペンチ!
なんか美しいです。サビに強くするためクロムメッキがかかっているんですが、その前に面が綺麗に磨かれていないと、ここまで美しなりません。この下地は職人さんが丁寧に何度も磨いたからこそのこのメッキの美しさなんです。
そして、刃付けの作業は、熟練の技が必要な特別な作業の為、ビクターの中でも選ばれた職人さんが刃付け作業を行なっています。その刃にも特別なレーザー焼入れを行うことでピンポイントで硬度を高めて強靭さと耐久性を出しています。また、よく見ていただきたいのですが、刃の根元と支点の距離が近いですよね、プライヤーはテコの原理で切断しますから、刃の部分と支点が近い方がより軽い力で切断できますし、より力がかけられます。その為、ピアノ線も切断できます、2.0X3芯のVVFの切断もできますし、鉄線で3.6mmまで切断できるので番線も#10でしたら大丈夫ですね。
でも、この美しいペンチは使うのにも気を使いそうですね。。。
また、グリップエンドの穴、高所作業時に落下防止のコードを取り付けるんですが、その穴が本体を貫通しているんです。たまに見かけるのは、樹脂のグリップだけに穴が付いているタイプ。それだと、もしグリップが抜けたら本体は落ちてしまいます。でもビクターは本体の柄の部分にも穴が開いているので、グリップが抜けることはありません。
最後に掴み面ですが、アヤ目のクロスカットになっています。
よくあるペンチの掴み面は横向きに溝が切っていあります、それだと引くのにはいいですが横にひねったりとすると滑ってしまいます。なのでビクターのこのペンチは、アヤ目にすることで縦横どちらにも滑りにくくしてあります。アメリカのメーカーには多いですが、日本のメーカーではちょっと珍しいですね。
日本のプライヤーメーカーでは、珍しい美しさと高い切断能力を合せ持つビクターのペンチ、
ZM80−200・・・5,380円(税抜き)
ペンチにしては結構いい値段です!
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