SNAP-ONの新型ソケットFDX
2019/05/25
先日、豊橋店のスタッフの根本くんに「SNAP-ONの新型ソケットのFDXってなんの略だか知ってる?」と聞いたら、「フランク・ドライブ・エクストラですか?」とヤマ勘で言ったのが当たっていてちょっと悔しい思いをしました!
こんにちは工具屋てっちゃんです。
そうなんです。snap-onの新シリーズのソケットFDXってあるんですが、snap-on独自の面接触の従来品のフランクドライブタイプはそのままに、新シリーズでフランクドライブエクストラとして、面接触が更に進化したシリーズなんです。
従来品に加えて進化した5つのポイントがありますので順番に紹介しますね。
まず一つ目
サイズの刻印が大きくて見やすい!
今回新発売のFDXはシャローとディープソケットの2種類で6角のみなんですが、従来のタイプと並べてみました。わかりますよね?
サイズの刻印が大きくなって見やすくなったのがFDXです。この刻印が大きいのはありがたいですよね、特に老眼の僕には嬉しいです。メッキの打刻の数字が見えにくいと、同年代の方によく言われるので、これを違いの一つ目にしました。
次は2つ目
従来品よりも強度が増してます!
それは、独身の面接触なんですが・・・
こちらが従来のソケットでボルトの角を逃げて面に当たるようになっています。FDXはこのボルトの面に当たる部分がボルトの面の真ん中の方へ更にずれて設計されていて、その事で従来のタイプよりもソケットの肉厚の部分が当たるようになっている為、強度が従来品の25%アップとなっています。
そして、3つ目!
これにより、ボルトの面でも角寄りではなく中心部に近くに接する為、角のなめてしまったようなボルトにも従来のタイプに比べて50%増しで力をかけられるとのこと。このFDXの独自の面接触は6角のみで12角はありません。
それと、色々と試していて気付いたのですが、従来品のソケットには入るのにFDXには入らないボルトがありました。
でソケットを測ってみたら…
僕がノギスで測ったのと製造のバラツキもあると思うので参考までに、従来の17mmのソケットは17.2mm
FDXは17.1mm弱なんです。。。
バラツキもあるかもしれませんが、FDXはクリアランスがキツ目に作られていますので、ボルトによっては入りづらい、もしくは入らないものもあると思いますので、ご注意下さい。
まだ、従来品との違いありますよ!
4つ目はソケットの面取りが少なくなっています。
右がFDXですが、わかりますよね!
左の従来品に比べて、面取りが浅くなっています。これによりボルトナットに接点が増えてよりトルクをかけられるのです。
そして、最後5つ目
ソケットに指がかかりやすくなっています!
snap-onのソケットを使っている方でしたらみなさんイラっとしたことあると思います、特に小さいサイズのソケットをラチェットから外すときに指がソケットにかからずに滑って取りにくく、苦労するのですが、FDXは写真でもお分かりのようにサイズ表記のところが窪んでいることで段差ができて、そこに指がかかるようになっていて、少しでもソケットが外しやすいようになっているのです。
このようにFDXシリーズは色々な工夫がされています。
今後の展開はわかりませんが、現在3/8sqのシャローとディープのセットがあります。
興味のある方はぜひ一度使って頂きたいですソケットです。ちょっと高いけどね・・・。