狭い穴用のスナップリングプライヤーならコレ!
こんにちは、工具屋てっちゃんことファクトリーギアの澤山です。
プライヤーと言えばドイツのKNIPEX。
プライヤーを専門に作るメーカーさんでその品質の高さで、日本に限らず世界中に多くのファンを持ちます。
プライヤーというとニッパーやラジオペンチを思い浮かべるかと思いますが、今日紹介するのはスナップリングプライヤーです。
スナップリングプライヤーは軸や穴に付ける抜け止めの部品なのですが、それを付けたり外したりする工具が「スナップリングプライヤー」なんです。
KNIPEXはそのスナップリングプライヤーもとってもいいんです。
KNIPEXには2タイプのスナップリングプライヤーがあって、それぞれの特徴があるので少し紹介しますね。
スナップリングは軸用と穴用がありますが、今日は特に穴用について・・・。
ここにKNIPEXの2種類のスナップリングプライヤーがあります。
同じ目的の為に使う工具ですが、右は従来型のタイプで左側が精密タイプ。
精密タイプの先端をアップします。
軸用などで開いた時に、スナップリングがねじれた経験をお持ちの方も多いと思いますが、これはねじれにくいんです。ココまでの説明だと、精密タイプの方がいいですよね。
でもね、ピアノ線チップを埋め込んであるので、頭が少し太くなります。
穴用ですと、穴の内壁が邪魔をして、スナップリングの穴にピンが入らない・・・
なんて経験ありませんか?
例えば、こんな感じ・・・
スナップリングの穴と壁がほぼ同じです。
この様な場合、先ほどの精密タイプですと・・・
頭が肉厚の為、矢印の先端のチップからの出っ張りが壁に当たって、先端のチップが穴に入りません。
そこで登場するのが従来からのタイプ、しかも新しくラインナップされた45度オフセットタイプ
ほら!
これなら殆どピンとつらつらですから、壁に当たる事はありません、しかも45度というのもミソですね。
軸用では、あまりこのような事は無いかと思いますが、穴用の場合、穴の内壁が邪魔をしてスナップリングが使えなくて困るケースも多いと思います。
こんな時は、KNIPEXの4431シリーズを思い出して下さい
僕は、狭い場所ではこれがオススメです。