ドライバーを選ぶ時に気を付けたいポイントその1
2016/04/19
こんにちは工具屋てっちゃんことファクトリーギアの澤山です
ねじを回すドライバー、多くの方が使ったことのある工具ですが、一般家庭ではノーブランド、というか景品でもらった様なドライバーを使っていたりしますよね。
実は僕の家にもありますが、僕は使いません!PBをつかっています。
工具屋ですからね!
お店でもよく聞かれる質問のひとつ
「ドライバーってどれがいいんですか?」
これはよく聞かれるんです。
ファクトリーギアにドライバーを買いに来るお客さんは、既にドライバーを使っていて、今使っているドライバーに何かしら不満を感じている方が多いのですが、中には使いづらいのに気付かずそれが当たり前と思っている方もいらっしゃると思います。
ドライバーのグリップはいろいろな形状があります
笑い話ですが、以前お店で働いてくれていた女性スタッフが
「店長~、組み立て家具のネジがどれもあと1センチがねじ込めないんです・・・」
そう言う彼女に、僕の使っているPBのドライバーを渡しました
すると翌日。
「店長!簡単に全部のネジがねじ込めました!力を入れ易くて・・・ドライバーってこんなにも違うんですね!」
こんな風に、使いづらいのに気付かずに使っていたりする場合もあります。
もちろん、いいドライバーは先端の精度もよくねじにフィットするというのもあるのですが、今日拘りたいのはグリップです。
ドライバーのグリップっていろんな形があるんです。
これ、お店にあるドライバーの一部ですが、それぞれグリップの形状が違いますよね。
もちろん各メーカーさんの考えや拘りがあってのこの形状なのです。
その拘りは、握り易く、力を掛け易くと考えられています。
でも、手の大きさも人それぞれですし、握り方も持ち方も違います・・・。
実際に使う時と同じ握り方で選んでね
ドライバーを選ぶ時に気を付けて欲しいのは実際に使うシーンをイメージして実際に使う時と同じ握り方をして握り心地を確かめて欲しいんです。
業界や使う場所なのでいろいろな握り方があるんです。
モノを握る文化は、欧米と日本人と違います。たとえばご飯を食べる時、欧米人はナイフとフォーク、それに対して日本人は箸を使います。
力の入れ方でも押す文化と引く文化の違いもあります。
例えばノコギリ、欧米は押して切りますが、日本は引いて切る様に刃が付いています。
それと同じ様に、同じ日本人でも環境によってはいろいろな握り方や力の入れ方があります。
あなたはどんな握り方をしますか?
先端も大事ですが、握り心地が悪いと力も入れにくいし回しにくいし、それが原因でカムアウトといって、ねじの十字の溝からドライバーが滑って十字の溝を舐めてしまったりする事があります。
まとめ
まずは実際に使う時と同じ握り方で、「握りやすい」「力をかけやすい」「しっくり来る」
そんな基準でドライバーを選ぶのも大切なんです。
だから、僕は「どこのドライバーがいいですか?」って聞くお客さんにはまずいろいろなドライバーを握ってもらいます。
もちろん、実際に使う握り方でね!
あなたもドライバーを選ぶ時はまずはグリップの握り心地を確かめて下さいね。