HOW TO 2016.2.4
意外と知られていないタップについてPOSTED BY 藤原 尚
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- 豊橋店(Toyohashi)
筋肉痛2日目ですが全然痛みが引きません。。。
今までどれだけ運動不足だったか、、、
こんばんは、フジワラです!
さて、2月の毎週木曜日は工具とか工具に関係のあるもののマメ知識と言うか、知っておきたいことと言うか、知っていて損のない情報を日記に書いて行きたいと思っています!
そんなマメ日記の第一弾は、最近よくお問合せをいただいている“タップ”に
ついて書いていこうと思います。
まず“タップ”とは何か?
簡単に言うと、ネジが入る穴を作る工具です。
ネジには溝が刻まれていますが、母材に雌ネジが刻まれていないと
ネジはネジとして機能しないですよね?
その雌ネジをつける工具です。
タップのサイズの選び方!
ネジには様々なサイズがありますが、当然それぞれに対応した
ネジ穴(雌ネジ)が必要になります。
タップのサイズを選ぶ時にはまずそこに使いたいネジやボルトの
サイズを測ります。
測定するのは2つ!
”ネジ径”と”ピッチ”です。
ネジ径はネジが切ってある部分の直径で
ピッチは切ってあるネジの細かさです。
測定方法
呼び径はノギスなどを使用してネジ部の直径を測定して下さい。
ピッチは、ピッチゲージを使います。
この場合だと直径が10mmで、ピッチが1.5だったので
M10X1.5 となります。
このサイズが分かっていると店頭でのタップ選びが非常にスムーズになります。
むしろこれが分かっていなかったら、タップを選べません。
空けたいねじ穴のサイズが決まったので、続いて
タップの種類!
タップの種類は大きく分けて4種類あります。
・ハンドタップ
・スパイラルタップ
・ポイントタップ
・ロールタップ
ハンドタップ
切り屑をタップ本体に抱え込むので、止まり穴と通り穴の両方に使えます。
スパイラルタップ
溝が文字どおりスパイラルになっていて、切り屑を後方に排出するタップです。
主に止まり穴に使われます。
ポイントタップ
切り屑を前方に排出するタップです。
主に通り穴に使います。
ロールタップ
母材を盛り上げてネジ溝を作ります。なので切り屑が出ません。
切り屑が出ないので後処理が楽ですが、切削できる母材が限られるので注意が必要です。
どうでしょうか。
ネジ溝を作るだけでもかなり奥が深いです。
詳しく書こうとすると長ーーーい日記になってしまうので今日はここまで!
もっと詳しく知りたい方はファクトリーギア各店にお問合せ下さい!
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