HOW TO 2016.10.24
「トルク管理について」後編POSTED BY いえむ~
こんにちは。柏店よりいえむ~こと家村です。
今さら聞けない!「トルク管理について」前編では、
なんば店の斉藤くんがトルクの基本やオーバートルク、トルクレンチの正しい使い方について説明してくれました。
前編でも説明したとおり、トルクはかける力とレンチの長さで決まります。
なので、設定したトルクで正確に締め付けるためにはトルクレンチに記されたグリップの中央で握らなければいけません。
しかし、何本もネジを締め付けなければいけない場合どうしても握る際の確認を怠ってしまったり、
狭い場所ではそもそも正しい場所で握ることが難しい場合もあるかもしれません。
また「オーバートルク」の問題もあります。
こちらも前編で説明致しましたが、プリセット型トルクレンチではゆっくりと締め付けないと、
設定した数値よりも大きい力で締め付けることになってしまいます。これが「オーバートルク」と呼ばれるものです。
実際この力加減は非常にシビアなことは皆さんご存知でしょうか?
以前、締め付けているトルクがリアルタイムで分かる機械でプリセット型トルクレンチのデモをしたことがあるのですが、
慎重に、ゆっくり締め付けていっても、数ニュートンは数値がオーバーしてしまっていたのです。
正しい数値でトルク管理するには、熟練した技術が必要なことを身をもって実感しました。
この事が意味するのは、プリセット型トルクレンチで「カチッ!」としっかりトルク管理をしたつもりになっていても、
それが実際正しい数値で締め付けられているかどうかは、おおまかには合っているかもしれないですが、
基本的には不確実だということです。
ですが、①トルクレンチの持ち方、力のかけ方②オーバートルクになりがちこの2つの問題を解決できるトルクレンチも、存在します。
そう、前編でも予告したものです。それがコチラです。
KTC デジラチェシリーズ
「トルク管理という安全を全ての方に」というキャッチコピーで登場したKTCのデジタル式トルクレンチ、それが「デジラチェ」です。
そのキャッチコピーの通り、作業する姿勢や習熟度に関わらず、誰でも精度の高いトルク管理が可能になる機能を搭載しています。
数値を見ながら音と光でトルクをチェック
トルク数値を見ながら締め付けていけるのがデジタル式トルクレンチの優れた点。
締めたいトルクに向かってゆっくり数字を合わせて行けるので、オーバートルクになりづらいですし、
実際どれくらいのトルクで締め付けたかを知ることができます。
デジラチェの特徴は、設定したトルクへ到達する際に音と光で知らせてくれるところです。
設定トルクの90%に達するとLEDが点滅し、「ピッピッピ」という断続音が鳴ります。
そして設定トルクに達するとLEDが点灯し、「ピー」という連続音に変わります。
この機能によって、高い精度を保ったまま、直感的に迅速にトルク管理が可能になります。
また、締め付けトルクの最大値を表示する「ピークホールドモード」の他、
トルクの最大値の表示を一定時間でゼロ表示に戻す、ホイールナットなど連続作業に適した「オートクリアモード」、
測定値の最大値を保持せずリアルタイムにトルク値を表示したままにする「トラックモード」など、
用途に応じて様々な使い分けができるモードがあります。
これはデジラチェだけ。「パワーセンサ搭載グリップ」
前編で予告した機能はこちらです。通常のプリセット型トルクレンチは持つ場所がズレるとトルクの値もズレてしまうという問題がありますが、
デジラチェには、持ち位置がズレていても補正して正しいトルク表示をしてくれる「パワーセンサ」が内蔵されています。
この機能によって作業者の姿勢や習熟度に関わらず誰でも正しくトルク管理が可能になります。
「パワーセンサ」が内蔵されているのは、KTCのデジラチェだけです!
いかがでしょうか。
より正確にトルク管理をしたい方には「デジラチェ」シリーズは本当にオススメです!
また現在行われている「大決算セール」では、9.5sq.の12~60Nmモデルも対象商品になっています!
KTC GEK060-R3 9.5sq.デジラチェ 12~60Nm
定価29,000円(税抜) → 32%オフ!19,800円(税抜)
「デジラチェ」を試してみるいい機会だと思います!
安全には欠かせない「トルク管理」、そしてそのために欠かせない道具「トルクレンチ」。
後編は宣伝じみてしまった感じも否めないですが、2回に渡って特集してみました。
ファクトリーギアでは今回紹介したデジラチェの他、様々なメーカーや種類のトルクレンチをご紹介できますので、
ぜひ一度店頭にてお尋ねくださいね。お待ちしております!