ちょっとキャブの調子を整えてショートツーリングに行く予定がぁ~(涙
こんにちは!オートモーティブ担当の雷です。
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DIY男子部の拠点であるBSBに置いてあるYAMAHA SRV250のメンテナンスを軽くやってから近所のカフェ巡りを兼ねて臼井とプチツーリングの計画をしたのですが、当日になって肝心なバイクの調子が予想以上に悪い事が判明し予定を変更してバイクのメンテナンスをすることになりました。
(事前に臼井から得ていた情報では硬くなって抜け易くなった燃料ホース交換と消耗しているジェット類を交換したら大丈夫との事だったので油断していましたぁ...)
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取り敢えずエンジンをかけてみると一気筒プラグの火花が飛んでいないか、混合気が適正でない様子でアイドリングが安定せずタコメーターの針がフラフラと上下しています。
調子の良いエンジンの3要素:良い点火・良い混合気・良い圧縮だったかな?
ということで、まずは簡単なところから見ていこうとプラグの焼けをチェックしていきます。
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お気に入りのnepros iPブラックのラチェットに16mmのプラグソケットレンチをジョイントしてプラグを外しました。
※このラチェットはnepros20周年を記念して販売されていたモデルで現在は手に入りません。
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プラグの電極にカーボンの付着は無くカブっている様子はないので「火花は飛んでいるが燃料が供給されていない」可能性が出てきました。次は燃料系が怪しいとみてキャブレターの不具合箇所を捜します。
キャブレターのオーバーホールをするとなると交換しなければいけないパーツ(ガスケットやO-リングなど)があるので、今回はキャブレターを分解して不具合箇所の特定と他に必要なパーツがないか確認するところまでをゴールに設定して作業を進めます。
早速作業スタート。
シート→タンク→エアクリーナーケース→キャブレターの順番で外していきます。
【シート取り外し】
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SRV250はフェンダー裏に2本の10mmボルトで留まっていました。近くにはタイヤがあり、スタンダードラチェットにソケットを付けてアクセスするとボルトまでの距離(高さ)があり、ラチェットがタイヤに干渉してしまい使い辛かったです。ここで使いやすかった工具はスタビタイプのラチェットメガネレンチです。
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【タンク取り外し】
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シートに隠れていた所に12mmのボルト1つで留まっていました。フィルターから燃料ホースを取り外すと思いのほか楽に外れました。楽に外せたのはいいのですが、抜き差しを繰り返して抜けやすくなってしまったみたいです。ホースも交換することにしました。
【エアクリーナーケース取り外し】
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+2のドライバーでエアクリーナー側のバンドとキャブレター側のバンド2つを緩めて取り外し、キャブレター本体が見えてきました。
【キャブレター取り外し】
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ホース類や配線、ワイヤー類(スロットル・チョーク)を外し、インシュレーターバンドを緩めていきます。ここで問題が発生。バンドは+2で緩めるのですが、奥まったところにありスタンダードのドライバーだと届かない、、、なので長軸&細軸のドライバーを使って緩めてキャブレターの取り外しが完了しました。
【キャブレター分解】
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フロート室(ガソリンが貯まる所)を開けてみると案の定、いや予想していたよりも厄介な状況でした。ひとまずジェット類やフロート等を外していくとニードルホルダーを留めているボルトを破損させてしまったり(汗)フロートバルブシートを固定しているネジがサビサビで+の頭が原型を留めていなかったり、、、
ひとまず、今回は交換が必要なパーツを確認出来ただけでも良しとして、次回は錆びたネジ外し&キャブレターオーバーホールをして気持ちよくプチツーリングに行きたいと思います。