2021.2.11
トルクスねじを落とさない工具!POSTED BY ジャンプマン
こんにちは。なんば店のジャンプマンです!
今回はトルクス工具についてご紹介します!
目次
①「トルクス穴ネジ」も落としたくない
②HF仕様で保持!
③こんな工具もHF仕様です
「トルクス穴ネジ」も落としたくない
緩めたネジを回収するときにポロっと落として探す手間が増えた・・・という経験が一度はありませんか?
私もうまくネジを外したことに油断して落とすこともよくあります。
そういう失敗や余計な手間を増やさないために、メーカーも日々工具を進化させています。
例えばドライバーの先端を磁化させるツールや「ナットグリップソケット」系の内蔵ボールでネジを保持する方法がいくつかあります。
そんなツールが通用しない「トルクス穴ネジ」が現れた時はどうしたらよいでしょうか?
トルクス穴ネジはその形状の複雑さのせいか、これに対応するナットグリップ系ソケットが工具メーカーでも見当たりません。
※E型トルクス用は設定されています。
こういう時トルクスドライバーと着磁ツールの組み合わせが有力ですが、一方で磁化した工具の先端がゴミまで吸着して精度を下げさせる(→ネジ穴をなめる要因になる)場合もるので、できれば何も使わなくても「ネジが落ちない」工具があればいいですよね・・・
そこでチェックしていただきたいのがWERAのホールディングファンクションシリーズなんです。
HF仕様で保持!
WERAの「ホールディングファンクション(HF)」シリーズはネジを落とさないことを目的に先端が加工されたアイテムです。
と言っても特殊な形状や磁力など他の付加物を使ったものではありません。
実際どれくらいネジを保持できるのかを確かめてみました。
用意したトルクス穴ネジは、落としたら探すのに一苦労する小ささである、DEENラチェットドライバーのネジ。
このネジ穴がT8なので、今回は
WERA 2067HF トルクスHFミクロドライバー TX8
ファクトリーギア販売価格 1,014円(税抜き)
オンラインストアページはこちら
※予告なく価格等が変更される場合がございます。
精密ドライバータイプを用意しています。
また比較用としてPBのトルクスドライバーも用意しました。
まずトルクス穴ネジにPBのドライバーを合わせてみます。
さすがPBだけあってゆとりやがたつきは全く感じられませんが、ネジを持ち上げてみると保持はされず落ちます。
WERAのHF精密ドライバーで同じように合わせてみます。
しっかり保持してネジを持ち上げられます!
ネジにドライバーを合わせた時にがたつきがないのはもちろん、トルクスの穴に食い込むような感触があります。
ネジ側を持ってドライバーをぶら下げても、精密ドライバーの自重なら軽々と持ち上がります。
WERAの説明によると、もともと他社のネジ規格であるトルクスの形状に対し限りなくフィットする先端に成型してあることでほとんどゆとりがなくがっちりかみ合うようなフィット感が得られるようです。
(もちろんネジとの相性もありますが、精度の良いPBより保持してくれるというのはメリットではないでしょうか)
こんな工具もHF仕様です
WERAのHFシリーズはトルクス規格ですと今回の精密ドライバーの他、
より大きい番手のトルクス穴ネジ用ドライバー
WERA トルクスドライバーHF TX40X130
ファクトリーギア販売価格 1,838円(税抜き)
オンラインストアページはこちら
※予告なく価格等が変更される場合がございます。
L型トルクスレンチ
WERA 967/9 XL トルクスHF マルチカラーヘックスキーセット
トルクスソケット
WERA ホールディングファンクションソケット8767C
各ツールで設定されています。
工具本体「HF」と印字されているのが目印ですので、こちらをしっかりチェックしておいてください!
まとめ
・トルクス穴ネジを緩めた際などに落として探す手間をかけないよう、WERAのホールディングファンクションツールが有効です。
・HF仕様の工具はトルクスの形状に限りなくフィットする成型でがたつきがなくネジを保持できます。。
・ドライバー以外にL型トルクスレンチ、ソケットなど、「HF」の印字が入っているモデルがホールディングファンクション仕様です。