2016.4.26
「ラジペン」と「メカニックプライヤー」選びのワンポイントPOSTED BY シーサー
4月29日(金)はファクトリーギアグループの年に1度の大工具際その名も「ギアフェスタ」
千葉県の柏店にて行われるこの時期の風物詩が始まろうとしている。開催まであと3日
本日の札幌店のブログに触発されて北大阪店でも握りモノについてご紹介したいと思います。
こんばんは、北大阪店のシーサーこと崎浜です。
ここに並んだラジオペンチ、一見同じように見えて使いどころがなんら変わらないように思えてしまいます。
左側のラジペンに注目してもらいたいのですが、実はコレ「メカニックプライヤー」と呼ばれる工具で右側のラジペンとは細かいところではありますが違った作りになっています。
間違い探しではないですが、見比べるとまずカッターがついておりません。
カッター無しということは先端部分の精度をアップするためにつくられていると言えます。
先端部分のかみ合わせがアップと札幌店のブログでも紹介されているので今回は割愛させて頂きますね。
はさむことを優先した網目状
かみ合わせがアップしたのと同時に先端部分を網目状にしているのが最大の特徴です。
これによって薄いものをよりはさめるようにしています。
また一般的なラジペンよりも先端がシャープなつくりになっているのもポイントです。
それとは逆に、ラジオペンチはカッター付きで先端の面積が広く横スジが入っており薄いものをはさむというよりはガッチリ掴んで作業したい方へオススメです。
薄いものをしっかりはさむか、ガッチリつかむか同じ握りものでもディティールが違えば用途も変わってきますね。
「ラジペン」と「メカニックプライヤー」のそれぞれのポイントをおさえて選ぶのもいいかいかもしれません。
バリエーション豊富なメカニックプライヤー
メカニックプライヤーは様々なオフセットしたタイプもでています。
ストレートだけでなく、40°ベント、45°ベント、70°ベント、50°x50°ベント、半丸クランク、テレフォンプライヤータイプと作業シチュエーションに合わせて展開されています。
これだけあるとメカニックプライヤー選びの幅が広がりますね。
実は、コンビネーションプライヤーにも・・・
薄いものをはさむということに着目されてつくられたコンビネーションプライヤーも登場しています。
それだけでなくま丸物を掴む、ワイヤーを切るといった作業まで一本でこなせてしまうところがいいですね。
映画「グラン・トリノ」でもクリント・イーストウッドが演じたフォードメカニックを50年勤めあげた老人もその映画に出てくる少年へコンビネーションプライヤーを手渡したシーンからも1本で何役もこなす便利な工具の印象をうけましたね。
網目状のコンビネーションプライヤーということからも薄いものをはさんだりと繊細な作業をするかたへオススメです。