NEWS 2018.9.25
なぜ工具屋がコップを売るのか?POSTED BY 足立
ファクトリーギアの一部の店舗では現在ステンレス製のカップなど工具とは一見関係のないものも在庫をして販売しています。
実はこれらはANEX、3peaksなど多くの有名な工具メーカーが存在する新潟の燕三条で作られたものです。
本日はなぜ工具屋のファクトリーギアがこれらの商材も取り扱うようになったのかご説明させていただきます。
燕三条はどういうところ?
燕三条は、新潟県のほぼ中心に位置する燕市と三条市を合わせた地域。刃物・金物・洋食器などの生産が非常に盛な街。
燕三条にの歴史は古く、寛永年間、信濃川の氾濫に苦しむ農村救済のため、時の代官大谷清兵衛が領民に和釘の製造を奨励したことが始まりと言われています。
そこから時代の流れとともに、鍛冶産業や銅やステンレスの製造技術など多くの金属加工技術が発達していきます。
現在では上質な爪切りで有名な「SUWADA」や、アウトドアブランドの「スノーピーク」など世界的に有名な企業も多く今一度注目していただきたい街です。
なぜ工具屋がコップを売り始めたのか?
ファクトリーギアは今まで上質な工具の機能はもちろんのこと、ものづくりの背景にも注目して販売してきました。
燕三条にも工具メーカーを訪問するために何度も足を運んできました。
そうした中で燕三条という街、そしてそこから作り出されるものの魅力に触れていく中で、
工具だけでなくもっと多くの商品を、ファクトリーギアを通じて多くの方に拘りや背景をお届けしたいと思い販売を始めさせていただきました。
魅力を少しだけお伝え
こちらは昭和25年創業の燕市の三宝産業という銀器・ステンレスの専門メーカーのステンレスタンブラーです。
長年ホテル・レストラン向けに提供して培った技術と使い勝手のノウハウを凝縮して誕生したのがこのタンブラー。
やはり最初に目を引くのはタンブラー自体の輝きではないでしょうか。
なんと、この輝きを出すために5つもの磨きの工程を経て作られています。
内側は24金のメッキ加工がされています。金はほとんど腐食しない金属のため、金属臭を発生させることがありません。
そのため、飲み物本来の味を楽しんでもらいたいという思いも込められています。
さらにこのタンブラーは2重構造になっています。そのため熱々のコーヒーや熱燗を入れてタンブラー自体が熱くなることがございません。
さらに2重構造によって魔法瓶のような高い保温性があるため、熱い飲み物は熱く、冷たい飲み物は冷たい状態を長く保つことができるため、より長い時間美味しく飲むことができるんです。
工具メーカーがいかに快適に作業してもらうのかを追求するように、
このタンブラーもいかに最高の一杯を味わってもらうのかを追求していることがとても伝わってきます。
ファクトリーギアでは他にも燕三条で作られた拘りの逸品を取り扱っています。
こちらのタンブラー、現在在庫している店舗は東京・なんば・博多の3店舗のみですが、
ファクトリーギア全店で取り寄せも可能です。