★工具屋てっちゃんの工具ブログ!

工具は、使いやすさや機能を追求した芸術品!そんな大好きな工具のことから 日々の出来事や感じた事を書いてます!!

ニッパーは刃の付け根で切るのはどうしてか?

   

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こんにちは、工具屋てっちゃんことファクトリーギアの澤山です。

ニッパーやパンチで硬いモノや力を掛けたい時は刃の根元で切って下さいね。
その方が力がかかるというか、先端で切る時よりも軽い力で切れるんです。
って言われます。
それは先端の刃は薄く根元の方が刃が厚くしっかり力がかかるからなんですが、テコの原理によるところもあるんです。
テコの原理ってご存知ですよね。

テコ

 

作用点から支点の距離よりも支点から力点の距離が長い方が、力点に加える力より、作用点に大きな力がかかる。
ニッパーもの原理なんです。

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だから、支点から力点(グリップ)の距離が長くなれば、作用点(刃)により大きな力がかかりますから、大きなニッパーの方が切断能力が高くなるし、軽い力で切断出来るんですよね。
もう一つの考え方として、支点が作用点に近ければ同じことですよね。
だから、なるべく支点に近い刃の根元で切った方がより軽く、切断能力もあがるのです。

その原理を利用して、支点に作用点をより近づけたニッパーというかボルトクリッパーがあります。
それは、KNIPEXのミニボルトクリッパーなんです。

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これはKNIPEXの7122-200というボルトクリッパーなんですが、支点が作用点(刃)にメチャメチャ近いんです。
裏返してお見せしますね。

IMG_0626

支点が刃の中にあるみたいですよね、これ以上近づけるのは無理なくらい近いです。
だから、より大きな力をかける事が出来るので、切断能力もあがるし、同じモノを切断するのなら、より軽い力で切断出来ます。

IMG_0624

同じ様な長さですが、KNIPEXの方はピアノ線3.6mmまで切断出来ます。
メリーのニッパーが悪いという訳ではなく、使用目的がKNIPEXのボルトクリッパーとは違い、メリーのこのニッパーは電線なのど切断に使う電工ニッパーなのです。
KNIPEXのボルトクリッパーの紹介に比較し易いため使いました。

ニッパーの刃の根元で切る理由は伝わりましたでしょうか?
KNIPEXはプライヤー専門メーカーなだけに、他にも独自の視点や考え方で作られたニッパーがあります。
それはまた今度紹介しますね。

今回紹介したKNIPEXのボルトクリッパー7122-200に興味のある方は、お店にも在庫ありますが、こちらから通販もできますよ!

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澤山 哲也
工具屋に生まれ小さい頃から工具に囲まれて育ち、父の会社を手伝ってる時にお客さんと接する楽しさ、工具を使う人の環境に興味を持つ、当時のモーターショーで見たsnap-onの工具の美しさと迫力に衝撃を受けて、こんなカッコイイ工具を販売したいとファクトリーギアのFC店として豊橋店をオープンし、現在は全国13店舗、海外3店舗で上質工具を販売するファクトリーギアの社員として豊橋店店長兼中部・東関東エリアのエリアマネージャーを勤めています

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