緩め作業もできる!? Wera Click-Torque Lockの実力
2026/02/06
こんにちは、工具屋てっちゃんです。
今回は Wera の中でも、
ちょっと異色、でも使えば「なるほど…」と納得するトルクレンチをご紹介します。

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Click-Torque Lock A 5(2.5~25Nm)
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Click-Torque Lock C 3(40~200Nm)
どちらも共通して言えるのは、
「締めるだけじゃないトルクレンチ」 だということです。
■ まず目に入る、この“四角いゴム”
1/2sqのたいぷですが、最初に手に取ると、たいてい皆さんここで止まります。

「この四角いゴム、なに?」
これ、トルクレンチを置いたときに転がらないためのアンチロールゴムです。
トルクレンチって、作業台に置くと転がったりしませんか?
トルクレンチですからドライバーの様転がってほしくないですよね。
Weraはそこをちゃんと考えていて、
このゴムがあることで ピタッと止まる。
しかも安心なのが、
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邪魔だと思ったら 取り外し可能
でも、せっかく付いているなら
僕は 付けたまま使ってほしい派です。
現場ではこういう小さな配慮が効いてきます。
■ 最大の特長:緩め作業ができるトルクレンチ
ここがこのトルクレンチの 最大のポイント。
普通のトルクレンチって、
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締め専用
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緩め作業はNG
ですよね。
でもこの Click-Torque Lock シリーズは違います。

メモリ上部に
ON / OFF のスライドスイッチがあります。
● トルクOFFにすると…
スライドを OFF にすると
「Torque OFF」のロゴが現れます。
この状態では、
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トルク機構が切り離される
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緩め方向に回してもOK
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ラチェットを切り替えて普通のラチェットとして使える
つまり、
1本で「締め」も「緩め」もできるトルクレンチ
これ、実はかなり珍しいです。
「一度締めたボルトを、そのまま同じ工具で緩めたい」
そんな現場の声にちゃんと応えています。
■ ここは注意してください【重要】
便利だからこそ、注意点があります。
トルクOFFの状態で、トルク値を設定しないでください。
トルク値の設定は、
必ずトルクONの状態で 行ってください。
OFFのまま設定すると、
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内部機構に負担がかかる
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故障の原因になる
ここは必ず守ってくださいね。
■ 設定が分かりやすい「カチカチ感」
トルク値の設定は、グリップを回して行います。
このとき、
「カチ、カチ」とクリック感がしっかりある のがWeraらしいところ。

世の中には、
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ヌルッと回って
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今どこを設定してるか分かりにくい
そんなトルクレンチもありますが、
これは 感覚的に分かりやすい。
設定時に余計な神経を使わなくていいのは、
地味ですが大きなメリットです。
■ 精度も、もちろん抜かりなし
最後に精度の話。
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Click-Torque Lock A 5(1/4sq・2.5~25Nm)
👉 ±4% -
Click-Torque Lock C 3(1/2sq・40~200Nm)
👉 ±3%
緩め作業もできて、
この精度。
正直、なかなか優秀です。
■ 最後に
Wera の Click-Torque Lock シリーズは、
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転がらないアンチロール設計
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緩め作業もできるトルクレンチ
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分かりやすいクリック設定
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高精度
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いかにもWeraらしい発想
という、
「使う人のことをちゃんと考えたトルクレンチ」 です。
締めるだけじゃ物足りない。
1本で作業を完結させたい。
そんな方には、かなり刺さるトルクレンチだと思います。
気になる方は、ぜひ店頭で触ってみてください。
あの四角いゴムも含めて、
「なるほどね」って思ってもらえるはずです。