これ1本でカッター&スクレーパー!? KLEINの変身カッター44306
こんにちは!工具屋てっちゃんです。
今日は、アメリカンブランド KLEIN TOOLS(クラインツールズ) のユニークなカッター
「FlickBlade™ 2-in-1 Utility Knife(44306)」 をご紹介します!

「カッター」と聞くと、多くの方はオルファなどの日本式“折る刃”タイプを想像すると思いますが、
欧米では 台形刃(ユーティリティブレード) が主流。
そしてこのKLEINのカッターは、ただの台形刃カッターではありません。
なんと、グリップエンドに“隠し刃”を持つ ちょっと変わった2-in-1モデルなんです。
■最大の特徴:グリップエンドに潜む“第2の刃”
このカッター、普通に見えるのは最初だけ。
グリップ後端のカバーを開けて、
中の ダイヤルをくるっと回すと──
なんと、もうひとつの刃が“横向き”に出てきます。
そうです、スクレーパーとして使えるんです。
これ、実はめちゃくちゃ便利。
●刃が90°寝てるからスクレーパーとして超使いやすい
一般的なカッターの刃を無理やりスクレーパーのように使った経験、ありませんか?
・シール剥がし
・固着した汚れ落とし
・塗料の除去
やったことある方ならわかると思いますが、
普通のカッターの刃は縦向きなので、スクレーパーとして使うと
角度が合わず、力も入りにくくて非常に使いづらい。
でもこの44306は刃が 横向き(90°) に出てくる。
だから、まさに専用のスクレーパーのように
「押しながら削る」ができるんです。
これ、使ってみると“なるほど!”と驚きます。
■135°/180° の2ポジションでロック可能
出てくる刃は、用途に合わせて
135° と 180° の2つの角度で止まる設計。

・135° → 引きで長い距離を切断したい時など
・180° → 先端で細かい作業をしたい時など
用途に合わせて刃の角度を変えられるのは、ありそうでなかったアイデア。
■紐・ロープを切りやすい専用シェイプも便利
ストレート刃の根本には紐などを切るのに便利な構造になっています。

紐・ロープのをさっとカットしたい時にここで切ると便利です。
・アウトドア
・電気工事
・梱包
・ガムテ・PPバンド切り
など、日常的によく使う作業が“気持ちよく切れる”形になっています。
■もちろん本体は台形刃(ユーティリティブレード)を使用
メインのカッター部分は、海外式の
台形刃ユーティリティナイフ 仕様。
刃の交換も簡単で、しっかりと固定されるので安心感あり。
本体内には 替え刃1枚を収納可能。
予備が入っているのは現場では結構ありがたいですよね。
■実際に使ってみると…
このカッター、実際に触るとわかりますが、
「おっ、この刃の動き面白い!」
と感じる、KLEINらしいギミックがあります。
そしてなにより“2本を1本にまとめられる”のが便利。
普通なら
-
カッター
-
スクレーパー
の2本を持ち歩く必要がありますが、
44306ならこれ1本で完結。
腰袋もスッキリ、持ち替えも不要。
現場ではこの“ちょっとした軽快さ”が作業効率を変えます。
■まとめ
KLEIN TOOLS 44306 FlickBlade 2-in-1 Utility Knife は…
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本体とは別に 隠し刃(スクレーパー刃) を搭載した2-in-1構造
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刃が横向きに出るのでスクレーパーとして超使いやすい
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135°/180° の2ポジションでロック可能
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紐カットにも使える専用刃形状
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台形ユーティリティブレード採用
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替え刃1枚収納可能
ただのカッターではありません。
むしろ「これはスクレーパー機能がメインなのでは?」と思うほど便利な一本。
アメリカンツールらしいタフさとギミックが好きな方には
めちゃくちゃ刺さります。
これは一度使ったらハマるタイプのカッターですよ!
気になる方はぜひチェックしてみてください