これが最強のトルクレンチだと思います
こんにちは!工具屋てっちゃんです。
今日はスタビレーのトルクレンチを紹介します。
スタビレーのトルクレンチのおすすめポイントを3つで紹介します。
板バネ式
一般的なトルクレンチはスプリングコイルを圧縮して、それを戻すときの力でトルク値を出します。
だから、トルク値をセットしている時点でスプリングに負荷が常に掛かり続けています。
使わないときは最低トルク値に戻しましょう、というのはスプリングへの負荷をかける時間をすくなくしスプリングのヘタリ防止なのです。
しかし、このスタビレーは板バネ式です。
カットモデルで説明します。
中はこの様な構造です。スプリングコイルはなく、横に伸びる板が見えますよね、これが板バネです。負荷がかかると、左からこの板バネを弾く仕組みです。
イメージは定規です。
定規の端と端を持って曲げるときの力と、短く持って曲げるときの力って違いますよね。
その原理です。
注目は、その板バネに負荷がかるのは、ボルトを締めるその瞬間だけということです。
トルク値の設定をそのままでも板バネには負荷がかかっていないということなんです。
一日中トルクレンチを使う方はこれは嬉しい機能ですね。
しっかりしたクリック音
これも板バネ式ならではなのですが、コイルスプリングのトルクレンチは高いトルク値の時はスプリングを戻す力も強くなりますので、しっかりしたクリック音がしますが、低いトルク値の時は、スプリングに負荷があまりかかっていないので、クリック音が小さかったり、感触が弱くて気づかない・・・なんてこともあります。
しかし、スタビレーは板バネをしっかり弾くのでクリック音も感触もしっかりあります。
こちらの動画で実際のクリック音も聞けますので、よかったらご覧ください
ヘッドが交換出来る
トルクレンチは基本的には一方向にしかまわせません、右ねじ用です。
でも、スタビレーはヘッド交換式なのでヘッドをひっくり返せば左ネジを回すことも出来ます。
右ねじ左ねじにも対応出来るということです。
また、ヘッドのアタッチメントもありますので、ソケットでは厚みがある、スパナ形状でないと入らない、そんな時は、各種あるヘッドで対応出来ます。
これも大きなポイントですね。
スタビレーのトルクレンチは各種ありますが、今回紹介したいモデルはクイックセット。
お尻のレバーを下げてロックを解除してつまみスライドさせてトルク値にセットします。お尻のレバーを話せばそこでロックとなります。
素早くトルク値の設定が出来るのがポイントです、コイルスプリングを回転で締め込むのとはその速さと手軽さは全然違います
また、拡大鏡でメモリが見やすいのがいいですね、老眼のにも嬉しいポイントです。
最後に、校正もきになりますよね、
少し時間がかかりますが、もちろん校正も出来ます。
今までも何度かやってきましたが、スタビレーのトルクレンチの校正費用も他と比べて安いのに僕もびっくりしました。
長く使うならスタビレーのトルクレンチ、最初はちょっと高いけど、それなりの価値は十分あるトルクレンチです。