スパナ部とメガネ部が薄いコンビはKTCのプロフィット
こんにちは!工具屋てっちゃんです。
今日は、KTCのプロフィットツールのコンビネーションレンチを紹介します
以前、プロフィットツールはスパナとメガネレンチを紹介しましたが今回はコンビネーションレンチです。
まずは、プロフィットツールについて少しだけ紹介します。
プロフィットツールは、KTCの中でも汎用ラインともちがい、ネプロスとも違い、限られた狭いスペースなど従来の工具では入らない場所で、一つの工具でいろいろな角度から使いたいなどのプロのメカニックの声に答えるべく最低限の強度を保ちつつ、極限まで無駄を省いたスリムな形状の工具のシリーズなんです。
無理をすれば壊れます、だから工具の使い方を熟知したプロ向けの工具のシリーズです。
そんなプロフィットのコンビネーションレンチの特徴を3つのポイントで紹介します。
1)まず一つ目はスリム!
汎用のKTCのコンビネーションレンチと比べてもスリムなんです。
こちらは12mmのプロフィットツールとKTCのコンビネーションですが、こうして比べるとシュッとしていてスマートな感じ、美しさも伝わってきます。
スパナ部は汎用のKTCは5.5mmですが、プロフィットは3.8mmと1.7mmも薄くなっています。
もちろんメガネ部も
汎用のKTCは7.5mmですが、プロフィットは6.5mmと1mmも薄くなっています。
特にこのメガネ部が薄いのは嬉しいですね、薄口スパナはありますが、メガネの薄いのはちょっと珍しいです。
2)メガネ部のオフセット
一般的なコンビネーションレンチのメガネのオフセットはこの様にメガネ部からオフセットしていますが、プロフィットは少しずれたところからオフセットしています。
なので奥まった狭いところのボルトナットにアクセス出来るのです。
この様なオフセットのコンビネーションレンチはちょっと珍しいです。
また、このオフセットの角度はサイズごとに違い、全てのレンチが、スパナ部の立ち上がりのスペースが同じになるようになっています。
サイズによって長さが違います、同じ角度ですと8mmなど小さいサイズは握る手のスペースが取れなくなってしまいます、そうならないようにサイズが違ってもスパナ部の立ち上がりのスペースが同じになる用に角度を変えているのです。このれも大きな特徴の一つです。
3)メガネ部の形状
これも小さなことですが、大事なところ・・・
KTCの汎用のコンビネーションレンチのメガネ部は立ち上がりがないですが、
プロフィットは、メガネ部がストレートに近い立ち上がりがあり、溝などに沈んだボルト・ナットにもアクセスしやすくなっているのも特徴です。薄いだけではないんです。こうしてみると薄さも際立ちますね。
動画もアップしましたのでこちらもご覧ください。