スタビレーの13シリーズ14シリースの違いは長さだけじゃない!
2019/07/12
こんにちは、工具屋てっちゃんです。
ドイツの工具の総合メーカーで有名なのはオートモーティブに特化したブランドHAZETと、インダストリアルにも強いスタビレー、この2社が有名ですよね。
インダストリアルにも強いスタビレーはレンチ類にも特徴のあるレンチ類があります。今日は一見すると同じようなコンビネーションレンチですが、色々と違うのでちょっと紹介します。
こちらのコンビネーションレンチ、刻印でOPEN BOX13と14ってありますよね。シリーズの違いなんです。13シリーズがスタンダードタイプで14シリーズはロングという位置ずけです。
なので、14mmのコンビネーションレンチですが、長さが違います。
で、その長さが違うだけかと思いますが、他にも違うところがあります。
一目でわかる長さ以外の違いはここ・・・
メガネ部の立ち上がり、上の13シリーズがまっすぐ斜めに立ち上がっているのに対して14シリーズは赤丸で印をしてますが、ここのスペースを作って障害物を避けるネガネレンチのような立ち上がりになっています。一般的なコンビネーションの立ち上がりは13シリーズのタイプが多く、14シリーズのような立ち上がりは珍しい、スタビレー独自の形状です。
長さとこのメガネ部はご存知の方も多いです。
次に違うところは、そのメガネ部の外径です、この外径が大きいということはメガネ部が肉厚で外径が小さければ肉薄ってこと。狭い場所でレンチを使う人にとってはこの肉厚は大事なポイントです。
14mmのコンビネーションレンチをノギスで測ってみました。
ノギスのメモリを見てください、0.5mm以上違う?
カタログ値では13シリーズは外径20.6mmで14シリーズは20.1mmです。そう、やっぱり0.5mmも違います。一緒に並べたら13シリーズの方が大きいな!って思いましたもん。
メガネ部が違うんなら、スパナ部は?
こっちは、もっと違うよ〜!2mm近くも違うよ〜!
カタログ値で13シリーズは32mm(ノギスは31だけど…)14シリーズは29.5mm(ノギスは29mm切ってるけど…)となんと2.5mmも違います。
こだわる方はこの違いこだわりますよね〜。
これは全てのレンチサイズで14シリーズの方が長さ以外は小さくなっています。
13シリーズの長さを好む方もいらっしゃいますが、14シリーズも特徴がありますよ!
ちなみに豊橋店は13シリーズも14シリーズも両方在庫してます!