絶縁で貫通かと思ったら、電気を通さない貫通ドライバーだった
今日は柏店からさいたま店へと2店舗を移動した僕ですが、そのさいたま店で面白い商品を見つけたので紹介します。
ベッセルの叩けて電気を通さないドライバー
えっ!貫通ドライバーなのに電気を通さないって、貫通ドライバーで絶縁なの?なにそれ?
って思ってよくよく調べたら、絶縁ドライバーというかそもそも絶縁工具は絶縁性の素材で覆わられた工具なので、これはちょっと違う。。。
だってシャンクは鉄むき出しだし。。。これは絶縁とは呼べないね。
でも、電気は通さないドライバーってラベルに書いてあります。
貫通は貫通でも鉄でつながっているのではなく、シャンクとお尻の叩く部分の間に電気を通さないセラミックのボールがあるのです。
矢印で指しているのがそれです。このセラミックボールが電気を遮断するのでグリップエンドにハンマーで叩けるような金属部品が付いていても軸の先端からの電気は遮断し大丈夫なのです。
でも、注意書きで
万が一セラミックボールが割れる等の異常が認められる場合や水滴などが混入した場合は電位が導通する恐れがありますのでご注意下さい。
って書いてまりますので過信は禁物です。
なので、絶対に絶縁でないとダメな現場での仕様は避けたほうがいいと思いますが、一応電気は通さないドライバーなので、電気関連のお仕事で、今まで貫通を使いたいのに我慢していたり、貫通ドライバーを使ってビリッとした経験がある方にはいいと思います。こんな工具は貫通ドライバー文化が根付いている日本の工具メーカーからしか出ていないでしょうね。