トルクレンチ、持つ位置でトルク値が変わります
こんにちは、工具屋てっちゃんことファクトリーギアの澤山です。
16日から東日のトルクレンチチェッカーを本部から借りて、お客さんのトルクレンチのトルクチェックを無料で行なっております。
基本は僕がチェックするのですが、お客さんも普段の使い方で(力の掛け方)でチェックしてもらっています。
すると、僕が測ったときと数値が違う場合があります。
それはなぜか?
持つ位置(力のかかる位置)が違うからなんです。
大きく変わるのは小さいトルク値の時、
ちょっとやってみましたので写真で説明します。
10〜70Nmのトルクレンチでトルク値を25Nmにセットして、正しい位置を持って測ります。
25Nmピッタリです。
気持がいいですね。
では、持つ位置を短くグリップの前の方を持って測ってみます。
すると25.7Nm
4%以内に入っているのでいいのですが、25.7Nmです。
力を入れる位置を前にするだけで0.7Nmも強くなります。
では長く持つ感じでグリップの先端の方に力を入れて測ってみます。
24.6Nmです。
こちらも4%以内にはいっているので問題内といえば問題ありませんが今度は0.4Nm小さく出ます。
分かりますよね、短く持てば力が要るから強くかかり、長く持てば軽い力で住むから弱くかかります。
これが僕が測る時とお客さんが測る時に数値がずれる理由です。
正しい位置で持って力を入れないとせっかくのトルクレンチも能力を発揮出来なくなってしまいます。
では、最後に正しい位置を紹介しますね。
この矢印のところです。
ほとんどのトルクレンチは何らかの印がしてあります。
もし無い場合はグリップの真ん中と思って下さい、その位置に中指が来る様にグリップを握り、そこに力がかかるイメージでトルクを掛けて下さい、
それで「カチッ」といったら、そのトルクレンチの正しいトルクです。
こんな体験もお客さんにして頂いてます。
そんなトルクレンチチェッカーがお店にあるのは25日の月曜日までです!
気になる方はトルクレンチをもって豊橋店に来て下さいね〜!