HOW TOイチオシ 2015.8.19
マフラー交換のお供に 【2015.8.19】ファクトリーギア博多店POSTED BY 足立
昨日は工具屋てっちゃんが豊橋から博多に出張に来ていました。
ということで、店長臼井と私足立の3人で天神の屋台にくりだしました。
通りすがりの通行人からハイタッチを求められたり、
弓道の大会に出場するために福岡に来ていた学生の皆様と交流するなど
なかなか貴重な天神散策となりました。
本日はマフラー交換のお供におススメの工具をご紹介。
マフラー交換と言えば、ボルトが錆びていたり焼き付いて固着していたりと
なにかとネジのトラブルが絶えない作業のひとつですね。
まずおススメなのがこちら。ロックタイトのフリーズ&リリースです。
マフラーのボルトが固着していて、普通の潤滑剤では緩まない時、
エンジンをかけてマフラーをあたためたり、
ガストーチなどで炙って緩める方法をとられる方多いのではないでしょうか。
熱するとネジが緩むのは良いのですが、やけど等の危険性も増えてしまいますね。
そんなときに登場するのが「フリーズ&リリース」です。
こちらをネジに噴射すると-43°まで冷却され、金属が収縮します。
そして収縮によってできた隙間に潤滑成分が浸透していくことで緩めることができるのです。
熱することで熱膨張を起こして緩める方法とやることは全く逆ですが、
隙間を発生させて緩めるという原理は近いものがありますね。
「フリーズ&リリース」は固着してしまったときに使用。
そして次に紹介するのがボルトの頭が潰れたり変形するという、
もうどうしようもない状況に陥ったときにおすすの工具。
それが工研の「ナットツイスター」です。
このナットツイスターは、ソケットの中が渦巻き状になっているため、
ネジにはめて緩め方向に回していくと、どんどんネジの頭に食い込んでいきます。
潤滑剤でもダメ、炙ってもダメ。
あとはボルトの頭を切り落としてドリルで穴を空けるしかない。
そんなときにきっとナットツイスターが助けてくれることでしょう。
どちらも出番は決して多くはない工具ですが、
あればどうしようもない時にきっとお役に立つと思います。