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2020.8.20

なめたネジ、内側から外すか?外側から外すか?

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こんにちは!なんば店から「ジャンプマン」こと中村がお送りします!

マスク越しで失礼します。口元はめっちゃ笑ってます。

今回は、「キャップボルト」で困ったときの2台お助けアイテムです。

目次
 キャップボルトの簡単なおさらい
 キャップボルトを外側から外す
③キャップボルトを内側から外す

キャップボルトの簡単なおさらい


まずキャップボルトについてですが、いわゆる六角ボルトのようにネジの頭が六角形のものとは異なり、外周は円形で内側が六角形状、またトルクス形状に窪んでいるものです。

ネジの外形をコンパクトにできる事でクリアランスの狭い場所や軽量化を目的に自転車やロードバイク等によく使われています。

その他の例でDEENワークベンチのフレームにもキャップボルトのを使っています。


実はここ数日でたびたび「キャップボルトをなめてしまったので何とか外したい」とご相談をいただきました。
ひとつは自動車のパーツを留めているキャップボルト、もう一つはロードバイクのパーツを留めているキャップボルト。


どうもキャップボルトの穴のサイズと異なる工具で回してしまい、ネジをなめてしまったとのことでした。
ちなみにこの二例のご相談、微妙にボルトが留まっている状況が異なりました。

キャップボルトを外側から外す


まず自動車の方はボルトの頭部分が出ていて直接外周を掴めるクリアランスもあるとの事で、こんな工具をご提案しました。

スリーピークス トラスねじバイス


販売価格¥2,690(税抜き)※予告なく変更される場合があります。


オンラインストアはこちら


ロッキングプライヤーによる加え部分の固定力を利用し、なめたトラスネジなども掴めるように最適な掴み面の角度になったプライヤーです。


スリーピークスからはもっとコンパクトなサイズのトラスねじバイスが発売されていますが、今回外したいボルトはM8相当だったので握って回す際に持ちやすいこちらの大きい200mmモデルをおすすめしました。


画像はボルトを挟んだ際の一例ですが、トラスねじならM2~M4、なべねじはM1.6~M8相当、そして六角ボルトの頭(3mm~13mm)を難なく掴んで固定できます。掴み面の山がボルトの頭に対して3点から保持できるので掴んでから滑りにくくなっています。


また200mmモデルで比較的小さなボルトの頭も掴めるように、掴み面が3か所設けられており、また横からのアクセスだけでなく縦からのアクセスも可能です。

掴み面を固定するときに回すグリップのネジ部分は、手で回せないくらい固くなっても六角レンチで回せるように六角穴が開いています。

最終的にこちらのトラスねじバイスでなめたネジは外せたとのことです。

キャップボルトを内側から外す


一方でバイクのキャップボルトはパーツ事態にボルトが埋まっている状態で、先にご紹介したトラスねじバイスは使用できないとのことでした。


そこでご紹介したのが、

アネックス ネジ取りインパクトセット


販売価格¥4,980(税抜き)※予告なく変更される場合があります。


オンラインストアはこちら

先端が六角形状ですが、角がとても鋭利になっておりなめてしまっている六角穴に食い込めるような仕組みになっています。


こちらはなめてしまった六角穴へ専用ビットを打ち込んで食い込ませて固定し、ビットとネジを一緒に回してしまう工具です。


ビットの根元は六角形状なので「ミニインパクトドライバー」と組み合わせることができ、インパクトドライバーを打撃することで衝撃と緩め方向にネジを回してゆるめて聞くことがだきます。


ご紹介の商品はプラスネジ用なども含まれたセットになっていますが、各サイズのビット単体でも販売していますので使い続けて先端が摩耗してしまったら買い換えることが可能です。


今回は連日ご相談を受けてご案内したアイテムシリーズでした。こんなお困りの状況があればぜひファクトリーギアへ!

まとめ

・「キャップボルト」は頭に六角穴が開いているネジです。
・キャップボルトの六角穴がなめてしまったとき、ボルトの取付状態でネジ外し工具を選びましょう。


この記事を書いたスタッフ


 中村 紘平(なかむら こうへい)所属:通信販売部経歴:2010年ファクトリーギア入社。6月から2年9か月振りになんば店で勤務しています。暇な時間は大体ラジオ聞いています。好きな工具ブランド:DEEN KNIPEX

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