1995年ラグビーワールドカップで、南アフリカの地元優勝に大きく貢献した南アの英雄ユースト・ファン・デル・ヴェストハイゼンJoost Van der Westhuizen氏は2017年にALS(筋萎縮症側索硬化症)/MND(運動ニューロン疾患)で亡くなりました。彼が生前に始めた病気への理解と治療法研究開発の基金は、現役時代のポジション、スクラムハーフ(背番号9)と名前の頭文字「J」を取って「J9基金」と名付けられ、今も本人の意志を継ぎながら活動を続けています。 ALS/MNDにはまだ治療法がありません。ALS/MNDの患者さんたちは、ラグビー選手が筋肉を鍛える以上に厳しい「筋肉との闘い」の日々を送っています。期待されている分野が、iPS細胞です。チャレンジJ9は、ラグビーを愛することで知られるノーベル賞受賞者山中伸弥氏率いる京都大学iPS細胞研究所と、患者の方たちへのサポートのための寄付を募っています。