店舗ブログ 2019.3.31
ボルトへアクセスしやすいスパナ!【通販工具ブログ】POSTED BY ジャンプマン
こんにちは!通販部の「ジャンプマン」こと中村がお送りします!
今回ご紹介するのは「アングルスパナ」です。
先日工具ブログの方で『スパナの角度』についてご紹介しました。
その中で少し触れているのですが一般的な角度のスパナとは異なり、より斜に構えた?スパナも存在するのはご存じでしょうか。
ネプロス アングルヘッドスパナ 10mm
オンラインストア販売価格¥3,990(税抜)
※価格は予告なしに変更する場合がございます。
オンラインストアはこちら→https://ec.f-gear.co.jp/item/4989433407784.html
15度から30度、60度へ
先ほどの工具ブログでもご紹介しているように、スパナというのは持ち手部分に対しスパナの開く向き(傾き角度)が15度傾いています。
この角度を活用して六角ボルトをスムーズにアクセスし回す事ができるようになっています。
しかしスパナを使う側の都合の良い様にいかないのも機械いじりの常識。
ボルト周辺に障害物などがあるとかえってこの角度がアクセスを行いにくくする要因にもなります。無理やりボルトへつっこんで回してもちゃんと嵌っていないとボルトをなめさせてしまいます。
そんな状況を解決するために、ネプロスでは通常と異なる
30度
60度
というより深い角度を両側につけた「アングルスパナ」を各サイズ設定しています。(メーカーによってアングルスパナの角度が異なるのでぜひ見比べてみてください)
いずれもスパナと異なる方向からボルトへアクセスできるようになるので状況に応じてアングルスパナを使ってみましょう。
本当は4種類のアングル
スパナに角度が付いている事の利点として、スパナの表と裏も使い分けることで実際には二つのアングルからアクセスする事ができます。
その効果を活かしているのもアングルスパナで、一つのボルトに対し表裏を使い分けると4方向からのアクセスが可能になります。このアクセスを実現するためにアングルスパナ1本に対しワンサイズで両側が異なる傾き角度になっている訳です。
このマルチアングルスパナと通常のスパナを加えると実質6アングルからのアクセスを実現します。わざわざワンサイズのボルトにここまで工具を用意する機会って少ないかもしれませんが、対象物によって刃の形状が異なるニッパーを揃える時のように、より細かな違いで工具を使い分ける事はストレスのない作業を実現する一歩ではないかと思います。
厚みや形状にも注目
傾き角度の違いを中心に触れてきましたがスパナとしての基本的なサイズ感もチェックしておきたいポイントです。
ネプロスのアングルスパナはスタンダードのスパナとほぼ同じ厚みで作られています。(アングルスパナ10mm・・・4.5mm、スタンダードスパナ10mm・・・4.5~5.5mm)
これによりアングルスパナはスタンダードスパナに近い耐久性で使用することが期待できます(傾き角度がことなるので全く同じ耐久性にはなりません)。
アングルスパナというジャンルで見たときに他メーカーではもっと薄いものが存在し、例えばスタビレーのイグニッションスパナはより薄い掴み面で狭い場所やダブルナットへの対応に有利です。
アングルヘッドスパナもこの厚みの違いを把握しつつ快適な作業のために用意しておくことをお勧めします!
まとめ
・ネプロスのアングルヘッドスパナは30度、60度の傾き角度によって従来のスパナと異なる方向からボルトにアクセスできます。
・アングルヘッドスパナの表裏を替えたりスタンダードスパナと使い分けることでさらにアクセスできる範囲が広がります。
・アングルヘッドスパナはメーカーごとに先端の厚みが異なるので作業内容に応じて適切なサイズを選んでください。
この記事を書いたスタッフ
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中村 紘平(なかむら こうへい) 所属:通信販売部 経歴:2010年ファクトリーギア入社。長年店舗勤務でしたが昨春から通販業務やコンテンツマーケティングにも携わっています。只今東京でライブハウス巡り真っ最中。たまに遠征もします。 好きな工具ブランド:DEEN KNIPEX |