広報部のさいとうかおりです。
今週の日曜日で、東日本大震災から7年の月日が経ちます。
広報のわたし・さいとうは。ご縁があって、気仙沼をはじめ陸前高田、大船渡、石巻、
熊本、大阪と震災を経験された方から直接お話を伺う機会や、
東日本大震災後にプライベートで復興支援活動にも参加をしていることもあり、
今年も「防災グッズと防災意識の再確認」のブログを書かせていただきます。

写真は、震災から1年後の気仙沼です。
震災の2週間後に石巻へ。
そして、1年後からは、ファクトリーギアの法人営業部の東さんたちと、
年に3〜4回、宮城県の気仙沼市を訪ねていました。
1年経って、少し復興しているのだろうと思っていましたが、
どこを見ても目を伏せたくなるような光景ばかり。
震災の大きさ、恐ろしさを目の当たりにしました。
避難所での生活環境や、家族や周りの人との励まし合いなどの話を伺い、
日々の生活で忘れていた防災意識、人と人の繋がりの大切さにも気づかされました。

東日本大震災だけでなく、日本中で自然災害が起こり、
先日は、東日本大震災の被災地が豪雨で被害を受けました。
東京もいつ地震がきてもおかしくないと言われています。
石巻や気仙沼では、避難場所に指定された場所に津波が来るとなり、
急いでもっと高台へ避難された方がたくさんいたそうです。
私がいつもお話を伺っている「気仙沼団平うどん」のオーナーの塩田さんは、
震災が起きてから津波が到達するまでの1時間の間に、
近所のお年寄りを高台の避難所まで2往復で運び、
3度目に避難所に行こうとした時に先ほどの船が波に乗って上がってくるのが見えて、
必死に逃げたけれど流されてしまい、木にしがみついてなんとか命拾いしたそうです。
「家族を助けに行って流された仲間がたくさんいる。
生きていれば、必ず会えるんだから、自分が逃げることを考えるんだよ!」
東北の方がこうして辛い経験を話してくれるのは、
地震が起こる国・日本に住んでいる以上、
防災意識を持つことの大切さを教えてくれているので、
この3月11日、もう一度考えていきたいと思います。
「防災用品」は、何をどのくらい用意しておけば良いのでしょうか?
ある防災バックを参考に、必要なものを紹介します。
⑴ 食料・飲料水


東日本大震災では、避難所までたどり着くことができれば、食料支援が届くのは早かったそうです。
避難所に行かれない場合を考えて、3日分の食料と飲料水を用意。
お水は1人1日3リットル必要と言われています。それを3日分となると10リットルを目安に備蓄が必要となります。
そして、食べ残したものを翌日まで保存するために、
チャックつきのポリ袋があると開封後の非常用食品を衛生的に保存ができますね。
⑵ 災害時用具

・水分がゼリー化するもので、1袋で2〜3回使用できる携帯トイレ。
・キーホルダー型のものでカバンや服につけて持ち運び可能なLEDライト
・ガラスやトゲなどから手を守るグローブ。
・寒さや強い日差しから身を守るウインドブレーカーや防水防寒アルミ蒸着ポリエステル製ブランケット
・ナイフだけでなく、栓抜きやコルク抜き、ドライバー、缶切りなどの機能があるマルチツールナイフ
⑶ 救急キット

ケガをした時の応急手当に必要なもの
・消毒液
・エタノールつきコットン
・洗浄綿
・傷当てパット
・綿棒
・ガーゼ
・絆創膏
⑷ 発電機能つきラジオ

ラジオは災害時の命綱です。
手回しで発電できるだけではなく、ソーラー充電もでき、携帯電話へも充電できる機能があると、
家族との連絡、被害状況の確認などの際役に立ってくれます。

そして、これらを椅子になるリュックに入れておくと、
真夏や真冬の地面、また床が濡れている時、疲れて休みたい時に座ることができます。
これを玄関に置いておくと、災害時にすぐ持ち出せるし、
普段の日に靴を履くときにも使用できますね。
避難所では、男性が支援物資をもらいに行く場合も多く、
「生理用品をもらって来て欲しい。」と言いづらかったという女性の声も聞きました。
薬やオムツ、粉ミルク、みなさんの生活に必要なものは何でしょうか。
小さなお子様がいる方の防災用品については、
こちらのブログに書かせていただきました。
家族全員が外に出ている時間に災害が起きてしまった場合を想定し、
会う場所を決めておくことも大事ですね。
7年目となる3月11日・・・
みなさんも家族で防災について話し合い、
備蓄や防災グッズの再確認を是非行ってください。
このブログが少しでもみなさんの参考になっていただければと思います。
被災地の一日も早い復興を願って・・・
広報部 さいとうかおり