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店舗ブログHOW TO 2016.10.23

「トルク管理について」 前編

POSTED BY 斉藤

ファクトリーギアなんば店の斉藤です!

今回はトルク管理について紹介させていただきます!

 

 

そもそもトルクとは?

トルクとは、どのくらいの長さのレンチ(x)でどのくらいの力(y)を掛けた時に、

ボルトに与えられる回転力(z)のことです。

例えば1mの長さのレンチで100N(約10kgf)のちからを掛けた時のトルクは100N・m(約10kgf・m)となります。

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トルクの単位は1993年に施行された「新計量法」により、

力の単位にはN(ニュートン)トルクの単位にはN・m(ニュートンメートル)が使用されています。

以前はkgf・m(重量キログラムメートル)N・mの代わりに使用されていました。

換算すると1kgf・mで約10N・mです。

dsc_2424

トルク管理について

トルク管理の重要性

ボルトを締め付ける際、緩み過ぎだと当然外れてしまいますし、

締め付け過ぎだとボルトはねじ切れてしまいます。

特に、ボルトを規定以上のトルクで締め付けてしまう(オーバートルク)ことによる事故が多い傾向にあります。

ですから、ボルトをゆるみ過ぎ、ないしは締め付けすぎないように、しっかりトルクを管理をすることが非常に重要となります。

トルク管理をするために

トルク管理は人間の経験や勘に依存せず、

計測機器であるトルクレンチを使用して行うことが望ましいです。

トルクレンチ

トルクレンチにはいくつか種類があります。

プレセット型トルクレンチ

設定したトルクに達すると「カチン」「カコン」「カチッ」とショックが伝わるタイプのトルクレンチです。

本体にあるスプリング(バネ)を伸ばしたり縮めたりすることでトルクの設定ができる仕組なので、

プレセット型トルクレンチの精度や耐久性は、このスプリングの善し悪しが決め手となります。

 

DEENのトルクレンチは品質の高いドイツ製のスプリングを採用しています。

dsc_2426

 

さらに、

長く使用しその精度を保つためには、

①トルクレンチを使用した後はスプリングにストレスがかからないように設定トルクの最低値に戻しておく。

ケースにいれて保管しておく。

ことが必要不可欠です。

プレセット型トルクレンチの注意点

組み付け作業全般に使用する事ができるプレセット型トルクレンチですが、

それでもトルク管理上で注意しなくてはいけないことがあります。

①締め付けトルク値が表示されないことによるオーバートルク

プレセット型トルクレンチは今どのくらいの力で締め付けているのか表示されません。

設定したトルクに達した瞬間にカチッとショックが伝わりますが、それにもかかわらず

ゆっくり締め付けていかないとその設定トルクを超えてしまうことがあります(=オーバートルク)。

カチッとショックが伝わった瞬間に力を掛けるのをやめないといけません。

また、カチッカチッと何度も締め付けてしまってもオーバートルクになってしまいます。

②グリップを持つ位置

トルクは回転の中心軸から力を掛ける点(力点)までの距離とかける力の大きさで決まります。

なので回転軸から力点までの距離が変わってしまうと正確なトルク測定ができなくなってしまうのです。

トルクレンチを使用する際は、トルクレンチの力点(グリップの中央)に力を掛けなければなりません。

dsc_2431

トルク管理って大変・・・

ゆっくり締め付けたとしても実際にどのくらいの力で締まっているのか確認できないし、

グリップを持つ位置にも注意しなければならない。

 

って大変ですよね・・・。

ところが!!!

 

実際にどのくらいの力で締まっているのか確認でき、

グリップのどこを持ってもほとんど精度にズレが生じないトルクレンチがあるのです!!!

 

そのトルクレンチとは・・・!!!

後編に続きます!!!

「トルク管理について」後編

 

 

 

 

 

 

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