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ファクトリーギア

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HOW TO 2016.7.14

自転車のクランクを交換してみる

POSTED BY 通販店長改めウエノ

皆様こんにちわ!
通販店長と名乗っておきながら、最近はお店によく入っているので、
「あの人さ、通販全然やってなくね?」
なんて声が良く聞こえてきましたので、
通販店長改め「ウエノ」と何の捻りも無く名乗って行こうと思います。
見掛けたらお声掛け下さいませ。

 

さて、実は私、結構な自転車好きで御座います。
レースに出たりとかはしていませんが、
「レーススペックの自転車で公道を早く走りたい」
という少し歪んだ趣向の元、折り畳み自転車→クロスバイク→エアロロードと経て、
現在は最もしっくり来る「シングルスピード」に乗っています。

dosno_1
シフトチェンジが無いのでトラブルも少なくメンテナンスも楽。
パーツの付け替えも容易に出来るので、今では所持している自転車はシングルスピードのみ。
ロードやMTB好きの方から見ると結構的外れな感じかもしれませんが、
効率的かつ経済的で大変気に入っています。

さて、本日はそんな僕の自転車のパーツ交換の記事にお付き合い下さい。

 

先日、遂に憧れのクランクを手に入れました。
Rotor_Track_Crank_3
ROTORの3D24クランク。
スペインのブランドのROTORはサイクルモードにも勿論出展しており、
言わずと知れた高品質クランクメーカー。
個人的にスペインが大好きで、乗っている自転車もスペインバルセロナのブランド。
ずっと足回りをスペインで統一したいという欲望が有ったのですが、
今回狙っていたこのクランクがかなりのお値打ち価格で手に入ったので、興奮冷めやらぬまま交換作業を行いました。

 

早速取り付け作業に

、、、と意気込んでいましたが、最初に専用ボトムブラケット(以下BB)に触って気付いた事が。

 

「回転渋いなぁ、、、」

 

と、なるとやる事は一つ。

新品をいきなりオーバーホール。
FullSizeRender
PBのピックツールを使用してシールをシュルッと剥がします。
PB_7680
PBのピックツールは先端が他社製品に比べると若干丸みを帯びているので、
こういう作業にはモッテコイなピックツールです。
で、中を拝見。
FullSizeRender 3
グリスミッチミチ。
確かに、錆びさせないとか、磨耗の事を考えると致し方ないかもしれませんが、、、
このままだと回転が凄く渋いので、
FullSizeRender 2
綺麗になってもらいます。
グリスを抜ききったら、こちらの出番。
NASKAGR
ナスカグリース
ファクトリーギアでは定番の潤滑剤である「ナスカルブ」ですが、
実は同じメーカーさんからグリスも出ていたのはご存知でしょうか?
ナスカルブをベースにし、増ちょう剤を配合する事で、超極圧グリスという新次元のグリスを開発。
これがまたスンゴイグリスなんです。
一言で説明するなら、潤滑剤のスルスル感+グリスの防錆、保護性能。
このグリスだけで記事が終わってしまいそうなので、ひとまず一言で終了します!

さて、ベアリングの調整が終わった所で、取り付けに入ります。
まずは今付いているクランクを外します。
IMG_6258
SUGINOさんの75DDというモデルです。
壊れたとかっていう訳ではないのですが、冒頭でもご説明した通り、
「いつか足回りをスペインで」という願いから、今回はパーツボックスに入ってもらいます。

IMG_6260
スピンナーハンドルを使ってリアのハブを緩めてまずはチェーンを取ります。
My Favoriteスピンナーハンドルである、
NBS3
neprosの3/8SQスピンナーを使用します。
グリップが太く、驚く程しならないので、高トルクの作業に向いています。
それと、フルメッキなのでお手入れも楽チンなのが良い所。

チェーンを落としたら、クランクをスルスルーっと取り外していきます。

IMG_6261
(ハショリ過ぎ!なんて言わないで下さい。一人作業だと撮影してくれる人が居なくて、、、)
これが最初に付いていたBB。
これを取り外すのに使用する工具は、
BBT-19.2
パークツールのホローテック2用BBツール。
パークツールのは差し込み角が3/8SQなので、手持ちのスピンナーハンドルが使えるのでかなり重宝します。

ここで取り外し作業終了。
あとは逆の手順で取り付けて行って、
IMG_6265
完成!
(また大分ハショリましたが、一人作業だとー以下略)
、、、と、見せかけて実は結構大事な作業が残ってたりします。
IMG_6301
IMG_6302
ここ。クランクアームの取り付け。この作業にトルクレンチを使用します。
ここの締め付け具合で回転が大きく変わってくるので、結構大事な作業です。
アーム取り付けは7-8Nm。クランクキャップは5Nmなので、
40
DEENの3〜15Nmモデルトルクレンチを使用します。
他にもハンドルの取り付けからシートポスト、ステムなどの締め付けトルクをカバー出来るので、
このトルクレンチは自転車整備のマストアイテムと言えるでしょう!

FullSizeRender 4
今回使用した工具一覧。(トルクレンチ片付けちゃってるよ、、、)
今回はチェーンリングの刃数も変更したのでチェーンカッターも使用しましたが、
あまりにも手がベトベトになってしまったので撮影出来ませんでした。。。

梅雨の時期なのであまり乗れませんが、これからが楽しみです。
次はブレーキを取り替えてみようかな。

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