ハンドツール、なかでも駆動系工具といわれる、ラチェットレンチとソケットを組み合わせて使う工具として、世界的ブランドとなっているのが山下工業研究所がリリースする「KO-KEN」。近年ではもともと強かった欧州、アジアに加えてアメリカの工具マニアからもその存在が注目され、急激に世界市場でのブランド力を高めている。工具の細部にまでこだわっているのは日本メーカーらしさなのだが、それ以上に高く評価されているのが、どんなネジでも回せる工具を必ず作る。というKO-KENのメーカーとしての姿勢だ。採算度外視でも作る。そんなスタンスが世界の工具ファンを熱くさせている。