HOW TO 2016.7.18
トルクレンチ。デジタル式とプリセット式どっちがいいの?POSTED BY 藤原 尚
自転車を買う買う言っておきながらなかなか買えていないフジワラでございます。
こんばんは!!
いろいろ事情があるんですよ。
調べていくとどんどんいろんな自転車が魅力的に見えてしまって、、、、
予算と駐輪スペースは限られていますからどれか1台にしなければならないのです。
普段は優柔不断ではないと思っていたのですが、今回ばかりはゴリゴリに優柔不断であります。
さて、ネジを締める時に重要なのがトルク管理です。
トルク管理に必要不可欠なのがトルクレンチですね。
みなさん、トルクレンチというとほとんどの方が想像するのが、設定トルクに到達すると
カチッと首が折れてトルクを知らせてくれるいわゆるプリセット式のトルクレンチだと思います。
でも、いざトルクレンチを買おうとしてお店に行ったり、調べてみるとどうやらデジタル式の
トルクレンチもあるらしい。
何がどう違うのか、どっちがいいのか?
どちらも正確なトルクでネジを締め付けられるものですが、それぞれの違いってよくわかんないですよね。
そんなわけで、今日は僕なりにプリセット式のトルクレンチとデジタル式のトルクレンチの
メリット、デメリットをご紹介できたらな〜と思っています。
プリセット式トルクレンチ
まずはみなさんにも馴染みの深いプリセット式のトルクレンチから。
一般的なプリセット式トルクレンチは内部にコイルスプリングが入っていて、
(スタビレーや、スナップオンの一部のトルクレンチなどには板バネが使われています。)
そのバネの反発力を利用して、締め付けトルクを測定します。
☆メリット
・同じトルクを複数測定する場合(ホイールナットなど)、素早く作業できる
・設定トルクに達した時に手に感触が伝わってくる
・極小トルクから大トルクまで豊富なラインナップがある
・デジタル式に比べてお手軽価格なラインナップが多い
★デメリット
・使用後に最低値まで設定トルクをセットしなければならない(板バネ式を除く)
・定期的に校正が必要
・保管状況によってはすぐに精度が出なくなる場合がある
・高レンジに設定する場合、ダイアルが重くなりしんどい
・トルクレンチのクリック感の慣れが必要
デジタル式トルクレンチ
続いてデジタル式のトルクレンチです。
デジタル式トルクレンチは金属のしなりを光学式センサーが読み取りそれを測定する。
といった仕組みになっています。
ビーム式のトルクレンチをそのままデジタル化したって感じですね。
☆メリット
・多機能である
メーカーにもよりますが、いくつか設定値をメモリーできたり色々な便利機能が付いています。
・文字が大きく表示されて見やすい
・リアルタイムで締めているトルクが見える
・1本で測定できるトルクレンジが広い
・使用後にトルク値を最低値まで戻さなくて良い
★デメリット
・クリック感がないのでプリセットを使っていた人には違和感がある
・高価な物が多い
・プリセット式に比べて歴史が浅いので種類が少ない
・電源が必要(電池など)
・説明書を熟読しなければ全機能を使いこなせない
ざっと、こんなところでしょうか。
僕が感じているそれぞれのメリット、デメリットです。
少しでも参考になれば嬉しいです。
作業内容や使用環境によってそれぞれの良さを引き出せると思います。
どうしてもどっちがいいかわからない時には相談にのらせてください!
あなたにぴったりのトルクレンチ選びのお手伝いをさせていただければと思います。