2021.10.9
車椅子x工具整備日記(第1回タイヤ交換してみた)POSTED BY ギョートク
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こんにちは!
ファクトリーギア博多店のギョートクです!
本日より週1回わたくしが勝手にブログ連載していきます!
テーマは
車椅子を工具からの視点でオススメ工具や整備手順のご紹介
本題に入る前になぜ私がこのようなブログを作ろうかと思ったかというと
実はわたくし学生時代より車椅子バスケをしており、競技歴も10年を超えてきました。
その中で独学で車椅子整備をしてきましたが、
なかなか情報となるものがなく困った経験がありました。
そこでこの経験をシェアできればと思いこのブログを書くことにしました。
さてそれでは記念すべき第1回は
タイヤ交換をしてみた!
です。
車椅子は両サイドにタイヤが付いています。
バスケ用の車いすのタイヤとしてはメインが24インチ~27インチのタイヤが使われており
私が使用しているものは26インチタイヤを使用しております。
タイヤを交換するときに必要な工具は1種類!そうタイヤレバーです!
いろいろなタイヤレバーを使用してきましたが、
最近はこのタイヤレバーばかり使用しております。
それは…
KTC タイヤレバー2本組(CTR12)
詳細は先日書いた記事がありますのでこちらからご覧ください!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://f-gear.co.jp/news/69090/
それではさっそく分解していきます!
手順その1 タイヤのエアーを抜きます!
車椅子のタイヤ(24インチ~26インチ)は米式バルブを使用されていることがほとんどなので
タイヤレバーにあるボタンを使いエアーを抜いていきます。
この作業、爪でエア抜きしたり、ほかの工具を使ったりと意外とメンドクサイ作業ですが、
タイヤレバーでエア抜きできたのでとても便利でした。
手順その2 ビードの一部を持ち上げる
タイヤレバーの1本を使用してタイヤのビードの一部を持ち上げます。
この時気を付けることとして持ち上げるのはエアバルブから一番遠いところを持ち上げた方がいいと思います。
なぜが?
それはバルブがゴム製のものも多く、ふいに力がかかれば被膜がやぶれてエア漏れしてしまいます。
タイヤ部分であればパンク修理可能ですが、バルブ部分だと修理不可だと思ってもらった方がいいかと思います。
上記理由によりバルブから遠いところから作業をしてみて下さい。
手順その3 持ち上げたビードの近くから徐々にタイヤを外していく
写真のように持ち上げた真横からもう1本のタイヤレバーを入れて外していきます。
その時に持ち上げた個所から遠すぎるとビードが固く持ち上がらないので近くから徐々に外していきましょう。
手順その4分解していきます
片方のビードが外れたら指でチューブを手繰り寄せつつ取り出します。
この時もバルブ部分は最後にすると外しやすいと思います。
そして最後はタイヤを力で外せば分解終了です。
取り付けに関しては逆の手順で行えば作業ができると思います。
取り付けた後にエアーを入れると思います。
私は800kPaまで入れています。ロードバイクと同等のエア圧だとイメージつきやすいのではないでしょうか。
タイヤ交換した後だとエアーを一気に入れず、
タイヤが軽く膨らみが出るくらいまで入れたら一度タイヤ全体をチェックすることをお勧めいたします。
もしチューブがねじれていたり、タイヤにかんでいると変な膨らみ方をしてしまうのでそうなると再度やり直す必要があります。
ご不明点などあればお気軽にお問い合わせください。
※あくまで独学での知識なのでもっとこうした方がいいよ!などあれば教えてください。
さて、本日使用したタイヤレバーの感想をまとめると
・エア抜きの機能がとても便利だった
・素材が固くしなりにくいため安心して作業ができた
・先端部分の角が落としてあるためパンクしにくいと感じた
以上です。
今回ご紹介した工具は全国のファクトリーギアと通信販売でご注文いただけます。
https://ec.f-gear.co.jp/item/4989433755458.html
ぜひ参考になれば幸いです。
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この記事を書いたスタッフ
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行徳 泰志(ぎょうとく たいし) 所属:ファクトリーギア博多店 経歴:2017年ファクトリーギア入社。博多店勤務 好きな工具ブランド:nepros、ko-ken |
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