こんにちは！通販部の「ジャンプマン」こと中村がお送りします！

今月は「ビギナー応援ブログ」ということで「貫通ドライバー」をご紹介したいと思います。

PB SWISSTOOLS　スイスグリップ貫通ドライバー+2

 オンラインストア販売価格￥3,328(税抜)

※価格は予告なしに変更する場合がございます。

オンラインストアはこちら

目次
①貫通ドライバーは何が便利？
②貫通ドライバーを使うときの注意点
③オススメ貫通ドライバー

貫通ドライバーは何が便利？

通販や店頭で、「貫通ドライバーはどういう機能ですか？」「仕事で使うなら貫通ドライバーがいいですか？」
というお問い合わせを頂く事があります。確かに見た目だけでは「貫通ドライバー」かどうかも分かりづらいですし、
そのドライバーの機能を知らずに選んでしまうと、実際の作業に向いていないという場合もあります。

ではどんなときの作業で貫通ドライバーが便利かと言いますと、「ネジを緩める時」なんです。

組み立てた機械、棚などのネジを緩める時に、ネジが固く締まっていて手の力では回せなかった
という経験はないでしょうか。これをむりやり回そうとするとネジ溝を傷めて
さらに緩める事が困難になります。

そこで貫通ドライバーを使ってネジ溝に差し込み、緩める方向に力を掛けつつ、グリップエンドに貫通している軸部分を
ハンマーで打撃してあげると、貫通ドライバーを通じてネジへその衝撃を与えて緩めやすくできるのです。

貫通ドライバーを使うときの注意点

貫通ドライバーはその名の通り、軸部分がグリップを突き抜けてグリップエンドにまで軸が見えています。
（厳密にはただ突き抜けているのではなく、金属パーツで軸を覆っているようなデザインが大半です。）

これによってハンマーでの打撃がしっかり先端まで伝わる様になっています。
軸が貫通していないドライバー（以下、非貫通ドライバー）ですと、グリップを壊してしまいますので
まさに貫通ドライバーだけができる使い方です。

じゃあ、貫通ドライバーさえあればネジを緩めるのも締めるのも大丈夫、とならないのが工具の悩ましいところです。

まず先程ご紹介した貫通ドライバーの使い方ではハンマーで打撃を与えることで少なからずドライバー自体の消耗が激しくなり、工具としての寿命が短くなります。

貫通ドライバーと非貫通ドライバーを同じサイズで比べると、非貫通ドライバーの方が安価なモデルを見つけることができます。同じメーカーであれば基本的に先端側の機能、デザインは同じなのでご紹介したような貫通ドライバーの使い方が必要なければ非貫通ドライバーでも十分に使えるはずです。

細かい部分では貫通ドライバーは軸が長くなる分重くなるので
ドライバーを回す際や持ち運びで不利とも言えます。さらに軸の長さ、グリップデザインなどをよりこだわると
非貫通ドライバーのほうがたくさんの種類から選べます。

（また貫通、非貫通ドライバー両方に言えますが）電気工事など通電の恐れがある箇所では軸がむき出しになる貫通ドライバーは使えません。

このように、どうしても「打撃を与えてネジを回したい」という状況では貫通ドライバーから選ぶ必要がありますが、
他の条件や特に貫通ドライバーを使えない条件では他のドライバーも含めて選んでいきましょう。

オススメ貫通ドライバー

最後にファクトリーギアでオススメの貫通ドライバーをご紹介します！

WERA　９１７　チゼルドライバー　プラス２Ｘ１００

 オンラインストア販売価格￥1,939(税抜)

※価格は予告なしに変更する場合がございます。

オンラインストアはこちら

ドライバーメーカーの「WERA」の貫通ドライバーは貫通軸以外に六角軸（ボルスター付き）でモンキーレンチなどを軸にはさみ更に力を掛けられる、貫通ドライバーのスタンダードなデザインです。グリップの黄色が貫通タイプの目印です。

VESSEL メガドラインパクタ＋２

 オンラインストア販売価格￥1,133(税抜)

※価格は予告なしに変更する場合がございます。

オンラインストアはこちら

日本メーカーの「ベッセル」にはWERAと同じ様なスタンダードの貫通ドライバーもあるのですが、ぜひチェックしてもらいたいのがこの「メガドラ」です！

見た目のデザインは貫通ドライバーと同じなのですが、グリップ内部の軸が打撃を受けると機械的に緩める方向に回るというびっくりな機能が搭載されています。

これで「ただ叩くだけでネジを弛められる」ので、複雑な操作もなくプロもエントリーユーザーにも優しいドライバーです。

ベッセル　ウッディ貫通ドライバー　Ｂ‐３３０（＋）２×１００

 オンラインストア販売価格￥3,328(税抜)

※価格は予告なしに変更する場合がございます。

オンラインストアはこちら

ベッセルからもう一つご紹介するのがこちらの貫通ドライバー。貫通デザインよりも注目したいのがグリップ部分です。

このグリップは「木樹脂」という素材でできており、表面が木の表面のように細かく凸凹していることで、油まみれの手で掴んでも滑らずしっかり握れます。

つまりドライバーをハンマーで打撃する際にグリップをしっかり持って安定して打撃することができるのです！

PB　スイスグリップ付きタガネ10×155mmモデル

 オンラインストア販売価格￥2,752(税抜)

※価格は予告なしに変更する場合がございます。

オンラインストアはこちら

最後にご紹介するPBの貫通ドライバーも少し変わり種なんですが実は人気のアイテムなんです。

ドライバーの先端はマイナスネジ用・・・・のようですが、実は「タガネ」と同じ処理で成型されています！

貫通ドライバーというよりもむしろグリップの付いたタガネという形で、ものの切断、はつり作業がメインではあるのですが、「ネジが全くゆるまない」というときにネジを破壊するという最終手段で使えます。

まとめ

・固く締まっているネジを弛めたいときに、貫通ドライバーのグリップを打撃することでネジに衝撃を与えて弛めやすくできます。
・非貫通ドライバーのグリップをハンマーで叩くと破損します。また作業シチュエーションによって貫通ドライバーを使うとかえって不便な場合もあります。
・貫通ドライバーもメーカーによってグリップや軸に特徴があるので作業シチュエーションに合わせて選びましょう。

この記事を書いたスタッフ

中村 紘平（なかむら こうへい） 所属：通信販売部 経歴：2010年ファクトリーギア入社。長年店舗勤務でしたが昨春から通販業務やコンテンツマーケティングにも携わっています。只今東京でライブハウス巡り真っ最中。たまに遠征もします。 好きな工具ブランド：DEEN　KNIPEX