新商品 2016.4.11
最近、星形のネジを見かけませんか?POSTED BY シーサー
先日、MONTBLANC(モンブラン)の名刺入れを購入しました。
販売して頂いたお店の方によると、フランスとイタリアの国境に位置するヨーロッパアルプスで最も高い山で、モンブラン=雪山を意味するんだそうです。
その雪山を真上から見たらこのような形に見えることからブランドロゴになったそうです。
モンブランと言えば甘~いスイーツを思い浮かべるのですが実はあれも雪山をモチーフにされたそうです。
『へぇ~』と感心したのもつかの間、工具屋をやっているせいか僕はどう見ても・・・・・あのネジにしか見えませんでした。こんばんは、北大阪店のシーサーこと崎浜です。
さてさて、本日は「あのネジ・・・」のお話です。
最近いたるところで使われているネジをご存知でしょうか。
一般的にはプラスネジ、マイナスネジ、六角で凹みのあるキャップボルトタイプのネジが主流でしたが、現在はオートモーティブ関係をはじめあらゆるとこで使われ始めています。
駅の掲示板のアクリル板をとめる為に使われていたり、T-falのフライパンにも使われていたり、スマートフォンで使われていたりとこのネジの進出具合に驚かされました。
トルクスってなに・・・??
トルクスの愛称で呼ばれているネジの規格なんです。また商標登録されていることから一般的にはヘックスローブ(意味:6つの耳たぶ)とも呼ばれています。
特徴は一般的なプラスビスやマイナスビスは構造上ドライバーがビスから浮き上がってしまうカムアウト現象が起こりビスを痛めてしまうことがあるのですが、
このトルクスネジは波状になっているのでトルク伝達が優れているので誤ってナメさせてしまうことが少なくなりました。そのため様々なところに使われ始めているのが現状です。
トルクスの時代がやってきたといっても過言ではありません。
どんな工具で回したらいいの?
トルクスネジを回す工具は色々出ているのですがポピュラーなのがL型レンチタイプです。
L型HEXレンチのように各サイズがホルダーに収まっているタイプです。
しかし、このL型トルクスレンチは力の伝達率が高いと言っても実際世の中に出回っている工具のほとんどが全長が短いショートタイプなんです。これは本当に不思議ですね。
そんな状況の中、今春ファクトリーギアより展開が始まったドイツの老舗プライヤー・ドライバーメーカーのWiha(ビーハ)より日本未発売モデルとしてL型トルクスレンチセット(ロングタイプ)が登場致しました。
早速、Wera(ヴェラ)と全長を比べてみましょう。
T40だと約80ミリ程長いですね。
やはりこのレンチを使う際のポイントとなるのが長さだと感じていた矢先、先週の日曜日にご来店頂いた方がAudiのヘッドランプを交換したいとのことで長めのサイズを探されていました。
無事交換できたとの事ですっかりWiha(ビーハ)に魅了されていました。
しっかりとしたつくりのホルダーは壁掛けにも最適なので保管場所も困らないですね。
今年のトレンドとして押さえてみてもいいかもしれませんね。
Wiha(ビーハ)ブームが来ると予感せずにはいられないそんな事を感じているシーサーこと崎浜でした。