店舗ブログBRAND(メーカー) 2016.10.14
ニッパーの刃の付き方もいろいろありますPOSTED BY 工具屋てっちゃん
こんにちは、工具屋てっちゃんことファクトリーギアの澤山です。
配線や針金やプラスチックを切断するのに使う工具ニッパー。
包丁にも切るモノによっていろいろな種類がある様にニッパーにもいろいろな刃の形状や大きさがあります。
切るモノによって使い分けないと、刃をダメにしてしまいます。
それを分かっていて、違う使い方をする人もいらっしゃいますが、怪我をしない様にして頂きたいです。
ニッパーも大きくわけて針金や配線などのスチールを切断するニッパーと非鉄の樹脂やプラスチックを切断するニッパーがあります。
切断する対象物に合わせて歯の付け方が違うのです、
上の写真を見れば分かりますよね?左が針金などの硬い線を切断するニッパーで、右は樹脂などの柔らかいモノを切断するニッパーです。
左は包丁でいうと出刃包丁?もしくはナタのような感じです。右はペティナイフの様な感じと言えば分かり易いでしょうか?
だから、プラスチックニッパーで針金などを切ると刃がすぐにダメになってしまいますし、硬いものを切るニッパーではプラスチックをキレイには切れません。
いろいろな事情で何本も持てない方もいらっしゃいますが、一般的には使い分けた方がいいです。
またプラスチックニッパーでも刃の形状が違うものもあるんです。
例えばこちら
型式もHP-125で一緒ですが、違い分かりますでしょうか?
刃のところをよ〜く見るとその形状が違うのに気付くと思います。
一つは、刃のところがフラットになっています。(写真右)
切り口をまっすぐに切りカスを残さない様にフラットになっているんです。
これはこれで一般的なプラスチックニッパーです。
もう一つを見ると・・・
ちょっとRになっているのが分かりますでしょうか?(写真左)
もう一度2本ならんで写っている写真を見ると、一つはフラットで、一つはちょっとR形状になっているのが分かると思います
これがどう違うのか?
刃がフラットになっているニッパーは切りカスが残らない様に切り口をフラットにする為です。
そして、ちょっとR形状は、フラットではちょっと心配、万が一切り残しが出る位なら少しえぐってもいい。そんな切断をしたい方向けのニッパーなんです。
しかし、この様な刃の形状がどのプライヤーメーカーにもあるか?いうとそれは違います。
日本のメーカーならではと言ってもいいともいます。
日本人はなんでしょうね?切る事には非常に繊細で拘りがありますよね、だから包丁やはさみに限らず世界的に有名な刃物っていろいろとありますよね。
刃が丈夫が売りのニッパーはドイツなどのヨーロッパメーカーには敵わないと思いますが、繊細な切れ味のニッパーでは日本が一番ではいでしょうか?
今日紹介したニッパーは新潟のプライヤー専門メーカーの「スリーピークス技研」さんです。
専門メーカーっていうのは狭く深くって感じでいいですね。
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