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2021.2.4

伸縮ラチェットハンドルで理想的な力加減の作業ができます

POSTED BY ジャンプマン

こんにちは。なんば店のジャンプマンです!


今回は1/2SQラチェットハンドルのおすすめモデルについてご紹介します。

目次
1/2SQラチェットハンドルの選び方
「伸縮ラチェットハンドル」のおすすめポイント
③注目の伸縮ラチェットハンドル

1/2SQラチェットハンドルの選び方


大きなサイズのボルトナットを回す際や大きな力をかけて締めたり緩めたりしたい作業に1/2SQラチェットハンドルを検討されるケースはよくあります。


1/2SQラチェットハンドルも1/4SQサイズや3/8SQサイズのラチェットハンドルと同様に作業環境に合わせてロングハンドルタイプや首振りタイプを選ぶのがベターですが、一方でお聞きするのが「ラチェットハンドルにパイプをかまして(ロングハンドルにして)回した」という事例です。


各製品はハンドルの長さを考慮した強度で設計されているため、パイプで延長するなど想定以上の使い方をするとラチェットハンドルの故障につながってしまします。


しかし「どうしてもハンドルが短いと力が掛けられないから長くしたかった」や「長いハンドルは使わない時に収納が不便」というご意見やお気持ちも分かります。


そこでご検討してもらいたいのが「伸縮ラチェットハンドル」なのです!

「伸縮ラチェットハンドル」のおすすめポイント


伸縮ラチェットハンドルは、ハンドルのシャンク部分で全長を調整することができます。


これによって、「力加減の調整」と「収納」が非常に便利になるのです。

おすすめポイント①力加減


伸縮ラチェットハンドルはモデルにもよりますが、いわゆるスタンダードな長さからロングハンドルくらいの長さにまで変えられることで、理想的な力をハンドルにかけることができます。


例えばスタンダードハンドルでは力を掛けにくい場面(無理に力を掛けるとラチェットハンドルが壊れかねない場面)ではハンドルを伸ばすことで楽に力が掛けられるようになり、ラチェットハンドル本体に無理をさせずに使えます。


一方でロングハンドルは力を掛けやすいぶんオーバートルクで回しがちになり、これまたラチェットハンドル本体やボルトナットを壊してしまいやすい状況になります。


他にもロングハンドルのせいで他のパーツに干渉し操作しづらいという場面もあるかと思います。


そこでハンドルを縮めることでオーバートルクを防ぐことができ、またハンドルは何段階かで長さを微調整できるので、障害物を避けながら理想的なサイズ感での使用が可能にできるのです。

おすすめポイント②収納


伸縮ラチェットハンドルが収納面でも便利なのは、まず「ロングハンドルを工具箱に収める」ことを可能にした点です。


ロングハンドルが物理的に工具箱のサイズに合わず、仕方なく外に出しておいたり無理やり斜めに入れておくようなお話も聞きます。


伸縮ラチェットなら最短サイズで収納できることで、ロングハンドルとして使いつつきちんと収納までできるメリットがあります。


また、伸縮ラチェットハンドルで複数の長さにできるということは「スタンダードモデル」と「ロングハンドルモデル」を一つのラチェットハンドルでまかなえるので、それだけで持ち運びや収納に余裕を生むことにつながります。

注目の伸縮ラチェットハンドル


伸縮ラチェットハンドルのおすすめポイントを踏まえて、ファクトリーギアで注目するモデルをご紹介します。

USAG 1/2SQ伸縮フレックスラチェット 237FB1/2


ファクトリーギア販売価格 15,800円(税抜き)

オンラインストアページはこちら

※予告なく価格等が変更される場合がございます。


USAGの伸縮ラチェットハンドルは伸縮機能と首振り機能が付いたモデルです。


全長が304~437mmの間で7段階の長さに調整が可能です。


全体的にグリップやヘッド周りは大きめで1/2SQ工具らしいですが、シャンクの伸縮部分を伸ばしてもがたつきがほとんどなく力を掛けても安心できます。

プロオート 1/2SQ 伸縮式フレックスロックラチェット STR-F4


ファクトリーギア販売価格 8,960円(税抜き)

オンラインストアページはこちら

※予告なく価格等が変更される場合がございます。


プロオートの伸縮ラチェットハンドルはUSAGと同じく伸縮機能と首振り機能に加え、首振り部分が固定できるようになっており(12段階、15°ずつ)、角度をつけても安定してハンドルを回せるメリットがあります。
(首振り機能に固定が必要かどうかはユーザーさんのフィーリングにもよりますので、使いやすいタイプを選んでいただければと思います)

全長は290~430mmで7段階の調整ができる点はUSAGとほぼ同じ形(全長)になりますが、ラチェットのヘッド幅やグリップが相対的に細くデザインされているので、より力加減を気にされる方(1/2SQサイズのソケットは使うけどパワーはかけたくない状況)ではプロオートが使いやすいと思います。

HAZET 1/2SQ 90ギア ハイパーテレスコピックラチェット 916HPLG


ファクトリーギア販売価格 19,900円(税抜き)

オンラインストアページはこちら

※予告なく価格等が変更される場合がございます。


今回最後にご紹介するのが、HAZETで昨年発売されたばかりの新型ラチェットハンドルです。


シャンクの伸縮機能が特徴的で、USAGやプロオート製のボールロック式による段階的なものと異なり、シャンクに取り付けてあるストッパーで任意の長さに設定できる無段階調整タイプで、より理想的なサイズで使用できます。
しっかりストッパーを締めこんで使うとがたつきも感じられず、力を掛けやすそうです。

※画像は同じストッパーを採用している旧モデルの916LG。

この機構自体は以前からHAZETで採用されているのですが、今回の「916HPLG」モデルは最新の「HiPER」シリーズとなり、なんとギア数が90枚にもかかわらず耐久性も1000Nm(メーカー公称値)という驚異的な丈夫さを誇ります。


一方でご紹介したUSAG,プロオートと比較したときにヘッド周りが大きい、首振り機能は搭載していないことと、全長の調整できる範囲が414~614mmと長い部類になります。


伸縮ラチェットハンドルの中で、ハンドルを伸ばしても通常のロングハンドルと同じように力を掛けたいならHAZETの916HPLGからチェックしてみてください。
作業箇所が入り組んでいて角度を付けてアクセスしたいときやハンドルをより縮めて狭い場所でも使いたい場合はプロオート、USAGなどを検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ


・1/2SQラチェットハンドルで力を掛ける際に無理をさせていた方、またロングハンドルタイプの収納に困っている方には「伸縮ラチェットハンドル」がおすすめです。
・伸縮ラチェットハンドルはハンドルの全長を変えてより力を掛ける/力を抑える効果やコンパクトに縮めて工具箱に収納しやすくできるメリットがあります。
・ご紹介したUSAG、プロオート、HAZETの伸縮ラチェットハンドルなど各メーカーでハンドルの調整範囲や機能が異なるので作業箇所にあったモデルを選んでください。

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