狭いところでも、しっかり叩ける。ハルダーのドロップハンマー
こんにちは、工具屋てっちゃんです。
今日は、ちょっと面白いハンマーのご紹介。
ドイツの老舗工具メーカー「ハルダー(HALDER)」のドロップハンマーです。
初めて見るお客様は、何の工具?と不思議そうな顔をされる方が多いです。だって、ハンマーと言った写真左の様に柄がありますよね、でもこのドロップハンマーには柄が無いんです
狭い場所や力加減が難しい作業にピッタリ!
このドロップハンマーは、その柄が無いのが特徴です。
柄があった方が振りかぶって力を掛けて叩けますよね!
でも!でもですよ!振りかぶれない狭い場所でハンマーを使いたいと思ったことありませんか?
そんな時モンキーレンチで叩いたりしませんでしたか?
そんな使い方したらモンキーが可哀想です。。。
このドロップハンマーは振りかぶって叩くのではなく、
シャフトを持ったままスライドさせて叩く、というスタイルなので、
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振り上げるスペースがない
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周囲にぶつけたくない
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でもちゃんと叩きたい
という場面で大活躍します。
力加減の調整がしやすい
普通のハンマーだと、叩く力の微調整って意外と難しいですよね。
でもこのドロップハンマーは、スライド量やスピードで加減がしやすいので、
「ちょっとずつ締めたい」「慎重に叩きたい」という作業にもすごく便利。
自動車整備や機械のメンテナンス、精密な組み立て作業なんかでは、
この“ちょっと加減がしやすい”というのが本当にありがたいんです。
しかもショックレス
ソフトハンマーなので音は静かなのですが、中の構造にも秘密があって、これショックレスなんです。
写真の様に中に鉛玉がありまして、ハンマを叩いた時に遅れて落ちてくるその鉛玉が叩いて跳ね返ってくる力を打ち消す、そんな仕組みなんです。
あの跳ね返りを手の力で抑えようとすると手首が痛いですよね。
音も静かで手首にも優しいハンマーです。
サイズいろいろ、用途いろいろ
ハルダーのドロップハンマーはサイズバリエーションも豊富。
小さなパーツの組み付けに使えるミニサイズから、
大型のシャフトや構造材を扱うような重めの作業まで対応できます。
と言ってもよく出るのは20と30ですが。。。
まとめ
振りかざすスペースがない、でも叩きたい。
叩く強さを微調整したい、でもちゃんと力を伝えたい。
そしてできれば静かに作業したい。
そんな「ありそうでなかった願い」を叶えてくれるのが、
このハルダーのドロップハンマーです。
店頭にありますので、ぜひ実物を手に取って、
その“使いやすさ”を体感してみてください!
気になる方はファクトリーギア各店もしくはこちらのオンラインショップから!